
【ブログ・安達哲矢】聴くことが好きなわたしの話
こんにちは。マキノ祭典 営業部の安達哲矢です。

前回の記事では、マキノ祭典の会社の取り組みについて書かせていただきました。
この記事では、少し肩の力を抜きつつ、わたしの「聴き上手」な一面について、そして「聴く」ことがもたらすものについて、お話ししたいと思います。
聴くことが、好き
突然ですが、みなさんは「聞く」と「聴く」の違いってご存じですか?
「聞く」は、ただ音として耳に入れること。
「聴く」は、相手の氣持ちや考えに寄り添いながら耳を傾けること。
わたしは昔から、この「聴く」ということが好きでした。
人がどんなことを考えて、どんなふうに感じているのか、それを知るのが純粋におもしろいんです。
学生時代から友人の悩み相談をよく受けていましたし、今ではありがたいことに後輩もよくわたしに相談をしてくれて、その話を親身に聴くのが日常になっています。
わたしは昔から、人の話を聴くのが得意で、それ以上に「好き」でした。
いままであまり深く考えたことがありませんでしたが、このブログを書くにあたって「なんで聴くことが好きなんだろう」と考えてみると、たぶん 「知的好奇心」 が強いんだと思います。
「この人はどんなことを考えてるんだろう?」って氣になると、ついじっくり話を聞いてしまうんです。
学生時代は、なぜか恋愛相談を受けることが多かったですね。特に女子から。
「彼氏がこうなんだけど、どう思う?」みたいな話をされると、ついつい真剣に聞いちゃって、「安達くんって話しやすいよね~」って言われるんです。
でも、そこで終わる。モテるわけじゃなくて、完全に 「いい人」 止まり。それでも、その子の氣持ちがスッキリするなら、それはそれでいいかなって思ってました。
また、恋愛で悩む女性心理を聴けたり、ふたりの(時に3人の)リアルな関係性を俯瞰したりと、これはこれで人間について考察するきっかけとなり、結果的にわたし自身の学びにもなるんです。
相手の話をしっかり聴くことは、相手の癒しにもなり、自分自身の学びにもなる。一石二鳥のいいことづくめなのです。
入社3年目の若手ですが、こんなわたしにも後輩がいます。後輩たちから「安達さん、ちょっといいですか?」と声をかけられたら、もちろん話を聴きます。
仕事の悩みもあれば、プライベートのこともあって、みんなそれぞれ考えてることがあるようです。
話すことで氣持ちが整理できますし、話をしてくれるということは信頼を寄せてくれていることですから、これはこれで、わたしにとっても喜びです。
ラジオアプリ『Spoon』
「聴くのが好き」というのは、仕事だけじゃなくて、プライベートでも活かされています。
『Spoon』というラジオアプリがあり、時々DJとして、配信をしています。
Spoonって、誰でも氣軽に音声配信ができますが、わたしはそこで基本 「聞き役」 に徹しています。DJとして一方的に話すというよりは、わたしの配信に参加して下さったリスナーさんとの交流を大事にしているんです。
リスナーさんが話しやすいように立ち回り、あとはただみんなの話をじっくり聴く。それだけでも、すごく楽しいんですよね。
みんなそれぞれの考えがあって、氣持ちがあって、それを言葉にすることで何かが生まれていく感じがするんです。
「話すことが、その人の喜びや癒しになってるなぁ」と感じることも多くて、それがわたしにとっても嬉しい瞬間です。
実際に、Spoonで知り合ったリスナーさんに会いに、山形まで行ったこともあります。
ネットでのつながりは地続きでリアルにもつながっています。話すこと、聴くことには、思いの外、人と人をつなげる力があるんです。
仕事でも活きる「聴く力」
葬儀社に求められるのは、聴く力ではないでしょうか。
わたしは営業部にいますが、営業の現場でもそれを強く感じます。
営業の仕事って、自社の売り込みや商品の説明がメインだと思われがちですが、実は 「お客様の話を聞くこと」 のほうが大事です。
これは、葬儀の現場でも同じです。わたしはまだ式典部に携わったことがないので分かりませんが、先輩たちの話を聞いてみると、いかに「聴く」ことが大切なのかを感じます。
「故人さまはどんなお父さんでしたか?」
「ご主人と奥様の出会いはどのようなものだったのですか?」
「この遺影写真はいつどこで撮影されたものですか?」
お客様によっては、このように故人さまについて深く入り込む質問をしながら、ご家族に故人さまとの思い出をじっくり話していただくこともあるようです。
ご家族にとっては、話を聴いてもらうことそれ自体が癒しやグリーフケアにつながることもありますし、葬儀社としても想いを聴かせていただくことで、そのご家族にとって最適な葬儀の提案がより可能になります。
聴くことは、癒し、学び、喜びを生み出します。
これからも”聴くこと”を大切にしながら、仕事でもプライベートでも、そっと寄り添える自分でありたいなと思います。