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急増する火葬需要!混雑する火葬場の現状と対策を解説 | 中野区の葬儀・区民葬・家族葬ならマキノ祭典・株式会社まきの

練馬区の葬儀の豆知識

急増する火葬需要!混雑する火葬場の現状と対策を解説

2024.10.03

2024年から、東京都内の火葬場の混雑状況は激しさを増しています。ひと昔前では、亡くなった翌日には通夜、その翌日には葬儀ということも少なくありませんでしたが、ここ数年では、一週間待ちということも珍しくありません。なぜ火葬場が混雑するのか、その理由と対応策についてお伝えいたします。

待ち日数の状況【2023年~2024年の場合】

まずは火葬場の待ち日数がどのようになっているのか、直近の2024年の実情を解説いたします。

わたしたちは、東京都練馬区にある葬儀社ですから、主に東京都内の火葬場の混雑状況についてになります。あらかじめご了承ください。

家族葬や一日葬を行う場合、打合せをしてから4~5日程度、セレモニーを行わない直葬の場合も、3日程度が多いでしょう。

もちろん、火葬場の混雑状況は日々変化します。タイミングによってはもっと短期間で予約をとることもできます。一方で、火葬場が激しく混雑していたり、死亡者が増加する傾向にある冬場などは10日近くお待ちいただくこともあります。

火葬場はなぜ混雑するのか?

火葬場はなぜこれほど混雑しているのでしょうか。その理由について考えてみたいと思います。

東京都内の人口増加

まずはじめに考えられる理由が、東京都内の人口増加です。日本全体では人口が減少している中で、東京都の人口は増加しており、この流れは2040年まで続くと見られています。日本国内において、都心に人口が集中していることが、火葬場が混雑する原因の一つとなっています。

死亡人口の増加

現在の日本は「超高齢化社会」「多死社会」と呼ばれるほど、高齢者の人口が増加しています。全人口の4分の1が高齢者であり、死亡人口も2040年まで増加の一途だと言われています。このことが、火葬場の混雑に直結しているのです。

コロナ禍以降の葬儀需要の回復

2023年あたりからコロナ禍があけて、2024年にもなると葬儀需要が回復し、きちんと通夜や葬儀をしようとする人が増えています。これにより、火葬炉の予約時間がさらに限定され、火葬場の混雑が激しくなります。なぜなら、葬儀の出棺の多くは正午前後に行われ、11時、12時、13時の火葬炉の利用が集中してしまうからです。

なお、通夜や葬儀をしない直葬の場合は、9時や10時などの朝早い時間帯、14時以降の午後の時間帯など、比較的混雑が解消される枠でも予約できます。

火葬場の新設ができない

需要が増えて混雑が激しいのなら、供給を増やせばいいのではと思いますが、そう簡単にいかないのが実情です。

実際に新たに火葬場を建設するとなると、地域住民から大きな反対が起きることは必須ですし、2040年以降は死亡人口の減少とともに、火葬場の混雑も緩和されることが想定され、火葬場の建設に踏み切れないという事情もあるでしょう。

また、火葬炉の増設をするにしても、ほとんどの火葬場は土地不足が深刻ですし、ただでさえ混雑が激しい中、建て替えのために火葬場を一時休業することも現実的ではありません。

他地域の火葬場の混雑状況

ここまで、東京都の火葬場の混雑状況についてお伝えしましたが、日本全国すべての地域がここまで混雑しているわけではありません。他地域の状況についても触れておきます。

横浜市の場合

人口377万人(2024年9月現在)、市内に5か所の火葬場を持つ横浜市の場合、市営火葬場の待ち日数が平均で「4.56日」だそうです(2020年。横浜市調べ)。また、横浜市による別の調査では、横浜市は全国の制定指定都市の中でも10万人当たりの火葬炉数がワーストクラスに少なく(全国平均2.47、横浜市1.45)、火葬場の混雑が慢性化しています。そうしたことを受けて、横浜市では新たな火葬場の建設に着手しており、2025年の開業を目指しています。

川崎市の場合

人口155万人(2024年9月現在)、市内に2カ所の火葬場を持つ川崎市も、火葬場は混雑しており、4~5日程度の待ち日数が常態化しているようです。ちなみに、横浜市が行った先ほどの調査によると、川崎市も10万人当たりの火葬炉数が全国平均を下回っています。

大阪市の場合

人口279万人(2024年9月現在)、市内に5か所の火葬場を持つ大阪市の場合、火葬場の待ち日数は関東首都圏ほどではなく、1~2日後には火葬場が利用できるところも少なくないようです。ちなみに、大阪市の10万人当たりの火葬炉数は全国平均を上回っています。

日本全体が混雑しているわけではない

このようにしてみると、「葬儀難民」「火葬難民」と言われているものの、日本全国の現象ではないことが分かります。

大阪市と同様、地方都市などではご逝去の翌日に火葬ができるところも少なくありませんし、東京都の場合も、23区内や東京都の郊外によっても、実情はさまざまです。

火葬場が混雑した時の対応策

火葬場が混雑した時の基本的な対応策は、

  • 希望の火葬炉が空くまで待つ
  • 少し高額になるが、火葬炉をランクアップする
  • 朝早い時間や夕方近くの火葬炉を利用する

…などの方法が考えられます。

わたしたちマキノ祭典の場合、地元・練馬区に火葬場がないため、日常的に隣接する区や市の火葬場を複数提案しています。そのことから、いざ火葬場が混雑して予約できない時も、迅速に他の火葬場を確認、手配できることが強みです。

また、故人さまを自宅に安置した場合、日数が延びることによる、ご遺体の状況が悪化する恐れがありますが、マキノ祭典には冷蔵施設を備えた霊安室を保有しています。スタッフも常駐して、ご遺体の状況を逐一確認できますので、こちらにご移動していただくことで安心して火葬当日までお待ちいただけます。

火葬場の混雑でお困りの方は、マキノ祭典にご相談ください

いかがでしたでしょうか。東京都やその近郊で、火葬場の混雑でお困りの方は、まずはマキノ祭典にご相談下さい。