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真言宗のお布施。金額相場から袋の書き方までを解説 | 練馬区の葬儀・区民葬・家族葬ならマキノ祭典・株式会社まきの

練馬区の葬儀の豆知識

真言宗のお布施。金額相場から袋の書き方までを解説

2024.03.26

真言宗は、日本の代表的な宗派のひとつです。真言宗で葬儀を営むという方も少なくありません。僧侶に供養してもらうことのお礼として、喪主はお布施を用意しなければなりませんが、どれくらいの金額を包まなければならないのでしょうか。この記事では、真言宗で葬儀をする方向けに、葬儀、法事、納骨式などのシーン別のお布施の金額相場、袋や封筒の書き方などを分かりやすく解説いたします。

真言宗のお布施の金額相場

まずはじめに真言宗のお布施の金額相場について、シーン別に解説していきます。

葬儀の時は【戒名料】+【読経料】

葬儀におけるお布施は、故人に授ける戒名に対するお布施と、実際に僧侶が会館まで足を運んで営む読経(を含む一連の儀式)に対するお礼が含まれたものとして考えます。

これは、真言宗に限らず、どの宗派でも同じと思えばよいでしょう。

戒名は、故人に授けられる仏弟子としての名前です。故人の安寧を祈るためのものではなく、戒名に込められた文字が生前の人柄を反映しています。戒名があることによって遺族の記憶にも深く刻まれます。

また、読経料は、通夜、葬儀、初七日など、2日間の一連の行程の中で幾度もお経を読んでもらうことへのお礼です。

戒名料や読経料を含めた金額として、真言宗の葬儀のお布施相場は、戒名別に以下の通りです。

信士・信女   20万円~40万円
居士・大師   40万円~60万円
院信士・院信女 60万円~80万円
院居士・院大姉 80万円~100万円以上

法事・法要の場合

真言宗では、葬儀のあとに、四十九日法要、一周忌法要、三回忌法要など、さまざまな法事を営みます。

法事の際のお布施の金額相場は、3万円、5万円、7万円、10万円のいずれかとされ、3万円~5万円という方が多いようです。

納骨式の場合

真言宗の納骨式に対するお布施の金額相場も、3万円~5万円とされています。

ただし、納骨式は年忌法要と合わせて行うことが多いので、法事分のお布施と納骨分のお布施をまとめて包むべきか、分けて包むべきか、事前にお寺に確認しておきましょう。

真言宗のお布施袋の書き方・選び方

次に、葬儀や法事を営む際に、真言宗のお寺にお布施を用意する際の袋の選び方や書き方について解説いたします。

袋や封筒の選び方

葬儀や法事でお寺に渡す袋は「お布施」と印字されたものを用います。コンビニや100円ショップなど、どこでも手に入ります。

水引

お布施袋をよく見てみると、さまざまなものが販売されています。水引のないもの、黒白の水引、銀の水引、青白の水引、黄白の水引など。一体どれを選べばいいのでしょうか。

結論は、水引なしの白封筒、または双銀の水引がよいのではないでしょうか。

まず大前提として、お布施を受け取るお寺側としては、そこまで細かいことを気にしていません。真言宗であれ、どの宗派であれ、水引が何色であっても、あるいは水引がなくても、そこに「お布施」と書かれていれば問題ありません。

水引とは、贈る相手への「想い」を表すものです。そう考えると、お寺に不幸があったわけではないのですから、白封筒でも構わないのです。

また、黄白は関西でよく見るもので、葬儀ではなく法事の際に用いられます。

こうしたことを考えると、お布施袋は、水引なしの白封筒、水引を付けるのであれば双銀か青白の水引が無難でしょう。

表書き・中袋

真言宗のお布施の表書きは、上段に「お布施」と書き(あるいは印字された封筒を選び)、下段に喪主の名前をフルネームで書きます。水引がある場合は、水引にかからないよう書きましょう。

左側に、金額、住所と氏名を書きます。

金額は、旧漢字(壱、弐、参、伍、七、拾)などと書きます。5万円を包む場合は「金伍萬圓也」、30万円包む場合は「金参拾萬圓也」といった具合です。

中袋付のお布施袋の場合、外袋の表面に「お布施」と喪主の名前、中袋に表面に金額、裏面の左側に住所と氏名を書きます。

真言宗は高い? お布施をいくら包むべきかの考え方

ここまで真言宗のお布施の金額相場や封筒の書き方などについて解説してきましたが、では、お布施にどれくらいの金額を包むべきなのか、その考え方についてお伝えします。

「真言宗だから高い」ということはない

実際に葬儀の現場では「真言宗だから高い」「〇〇宗だから安い」といった宗派別の金額の高い安いは、あまり見られません。

むしろ、授かる戒名の違い、おうちとお寺の関係性、そして喪主の気持ちなどの方が、金額に反映されやすいでしょう。

お布施は気持ち。相場と事情のバランスで考える

実際に、お布施とは気持ちを形に表したものです。ですから、

「故人の供養のために少しでもお金を差し出したい」
「大変お世話になったお坊さんに感謝しているから」

…といった具合に、お布施を肯定的に捉えている方は、案外少なくありません。

一方で、

「そんなに高いお金を出す価値を感じない」
「お布施を用意したいけど、高い相場についていけない」

…と感じている人も多くいます。

相場はあくまで相場です。経済的な事情でどうしても相場どおりのお布施を用意できなくても、お寺側はきちんと供養をしてくれます。それこそが、お布施が定額でない一番の理由です。

年間1億円の所得の方の30万円と、年間500万円の所得の方の30万円とでは、高い安いの感じ方は大きく異なるはずです。

だからこそ、相場を参考にしつつ、最後は自分の心が納得する形で、お布施の金額を決めましょう。

真言宗のお布施についてさらに詳しく知りたい方は、マキノ祭典へ!

いかがでしたか?

この記事では、真言宗のお布施について、金額相場、封筒の書き方などについて解説してきました。

真言宗という宗派について知りたい、お布施の金額が分からない、お布施袋や封筒の書き方で悩んでいるという方は、まずはお寺に相談すればいいのですが、なかなかできないものですよね。

そんな時はどうぞお気軽にマキノ祭典にご相談下さい。また、真言宗のお寺とご縁がないという方も、安心できる真言宗のお寺をおつなぎすることもできますので、お困りの方は、電話、メール、あるいは練馬区内5か所にあるご相談サロンにお立ち寄りください。