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納骨堂、樹木葬、合祀墓、永代供養の違いを解説します | 練馬区の葬儀・区民葬・家族葬ならマキノ祭典・株式会社まきの

練馬区の葬儀の豆知識

納骨堂、樹木葬、合祀墓、永代供養の違いを解説します

2024.07.28

お葬式を終えたあとの故人さまのお骨を、どのように供養しようかと悩んではいませんか?近年は葬儀や供養のあり方も多様化してきて、さまざまな選択肢があります。

ネットなどを見ていても「納骨堂」「樹木葬」「合祀墓」「永代供養」などといった、新しい供養の方法を目にしますが、この違い、あなたは理解できていますか?

まずは各用語の意味を理解し、あなたに最適な供養について考えるきっかけになれば幸いです。

永代供養とは、お寺や霊園に供養を任せること

まずはじめに、「永代供養」ということばについて押さえておきましょう。

永代供養とは、お寺や霊園に遺骨を預け、今後の供養を任せることです。

供養とは、本来は故人を偲ぶ遺された人たちが行うことですが、子のない世帯や身寄りのない世帯の場合、自身が亡くなったあとに継続的に供養をしてくれる人がいません。こうした方々の最後の受け皿として、永代供養があるのです。

最近使われる「永代供養」ということばは、次の2つのことを含んでいます。

  • 遺骨の管理
  • 継続的な礼拝供養

ですから、お寺に遺骨を預けて永代供養にしたからと言って、あとは何もしなくてもいい、というものではありません。供養とは、あくまで心のあり方の問題ですから、あなた自身が元気なうちは供養を続けてもらいたいものです。

一番良いのは、元気なうちに遺骨を預けたお寺や霊園に定期的にお参りをすることです。もしもお参りが難しくなった場合でも、自宅など身近な場所に故人や先祖を偲ぶものを設置し、手を合わせるだけでも、十分に意味のある供養になります。

お寺は何百年と続く場所ですから、あなたが亡くなったあとも、永代にわたって供養を続けてくれます。でも、あなたが元気なうちは、あなた自身が供養をすることが大切です。

納骨堂、樹木葬、合祀墓は、お墓の種類のこと

納骨堂、樹木葬、合祀墓とは、お墓の種類のことです。

よく納骨堂や樹木葬や合祀墓を「=永代供養」と考える人がいますが、これは厳密には間違いです。

前章でも触れたように、永代供養とは、身寄りや跡取りのいない人が、自身の死後をお寺に託すための最後の受け皿のことです。自分が元気なうち、あるいは家族や子孫がいるのであれば、永代供養にする必要はないのです。

「納骨堂を買って、自分たちでお参りして、供養する」

「樹木葬を買って、自分たちでお参りして、供養する」

こうした方もたくさんしますし、その場合は永代供養にする必要はありません。

ただし、合祀墓は「=永代供養」として使われるお墓ですし、最近は永代供養付きの納骨堂や樹木葬というものも人気を集めています。

人気の理由や背景について、次章でさらに詳しく解説します。

「永代供養付き」が人気の理由

ここまでのお話をもう一度整理しておきます。

お墓には主に、墓石、納骨堂、樹木葬、合祀墓があり、それぞれの特徴を下の表にまとめました。

種類特徴供養
墓石伝統的な石のお墓家族承継が基本
納骨堂屋内型の納骨施設家族承継、永代供養のどちらも可
樹木葬樹木が墓標のお墓家族承継、永代供養のどちらも可
合祀墓1箇所に複数の遺骨を埋葬永代供養が基本

従来のお墓は、墓石を建てて子や孫がそれを継承していくというのが基本でした。

しかし、核家族化や少子高齢化の昨今において、お墓の承継が困難な世帯が急増しています。

「家族は大事に供養したい。でもお墓をいつまでも守っていくことができない」

こうしたジレンマを解消するかたちで人気を集めているのが「永代供養付き」のお墓であり、それにもっとも適しているのが納骨堂や樹木葬なのです。

両者に共通するのは「将来の墓じまいが不要」という点です。

墓石の墓じまいは、お墓の中から遺骨を取り出し、墓石を解体撤去しなければならず、その作業は大がかりです。

一方、納骨堂は割り当てた区画を解約する際に中の遺骨を出すだけで済みます。樹木葬も、墓石ほど解体撤去の手間がかかりません。

契約時に契約期間を設けておき(13年や33年など)、期間が満了したら自動的に遺骨は合祀墓に移され、合同埋葬されるという仕組みになっています。この際の永代供養の費用も契約時にまとめて納めておけるので、将来追加の費用が納める心配がありません(期間延長の場合は更新料が必要です)。

納骨堂や樹木葬で多く見られる永代供養付きのお墓ですが、最近では墓石でも見られるようになりました。コンパクトな墓石だと、墓じまいにそこまでの費用がかからないため、こちらもお墓の契約時に、期間満了時の墓じまいや永代供養の費用もまとめて納めておけるのです。

終わりに

いかがでしたでしょうか。

永代供養とは、あくまで供養をお寺や霊園に託しておくことです。最近では、「元気なうちは自分でお参りを、亡くなったあとはお寺に永代供養を」という流れがトレンドになっており、それを受けて永代供養付きの納骨堂や樹木葬が人気となっているのです。

今月もここまでお読みいただき、ありがとうございます。お墓や供養に関するお悩みも、どうぞマキノ祭典にご相談下さい。