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【喪中はがき】送る時、受け取る時のマナー解説 | 練馬区の葬儀・区民葬・家族葬ならマキノ祭典・株式会社まきの

練馬区の葬儀の豆知識

【喪中はがき】送る時、受け取る時のマナー解説

2024.09.29

季節もすっかり秋になり、ふと気づけば年末がすぐそこに迫ってきました。

今年、ご家族を亡くされた方は、喪中はがきの準備を考える時期になりましたね。喪中はがきは、大切な方を失った悲しみの中で、新年のご挨拶を控える旨を伝えるものですが、そのマナーについてよく分からないと感じている人が少なくありません。

また、家族葬の増加によって年末に喪中はがきを受け取るという人も多いのではないでしょうか。その時に、どんな対応をすれば失礼に当たらないのか、迷ってしまうものです。

そんな喪中はがきの送り方、受け取り方のマナーについて、わかりやすくお伝えいたします。

喪中はがきとは

「喪中」とは、故人が亡くなってからの約1年間、祝いごとを控え、慎ましやかに過ごすべき期間のことを指します。そのため喪中期間中は、新年を祝う年賀状も控えるのが習わしです。喪中はがき(正式には「年賀欠礼状」)は、年賀状に先立って、「喪に服しているため新年のご挨拶を控えさせていただきます」ということを相手に伝えるものです。

また、近年では、家族葬などの小規模な葬儀が増えているため、喪中はがきが身内の不幸を伝えるための手段になっている場合も少なくありません。

喪中はがきを送る側のマナー

喪中はがきを送るときは、正しいマナーを守って、相手に配慮のある対応を心がけましょう。

喪中はがきを送る時期

喪中はがきは、相手が年賀状の準備をする前に送るのが基本です。多くの方が年賀状の準備を始めるのは11月中旬から12月初旬にかけてですので、喪中はがきはできるだけ10月下旬から11月中に相手方に届くように準備しましょう。これにより、相手も慌てずに年賀状の準備を控えることができます。

年末に不幸があった場合の対応

もし12月に入ってから不幸があった場合でも、喪中はがきを出すことはできます。しかし、12月の後半に入ってから不幸があった場合は、年賀欠礼の意味を込めて「寒中見舞い」を出すことが一般的です。無理に年内に出そうとせず、心を落ち着けて新年が明けてから寒中見舞いとしてご挨拶する方が、相手にも自分にも優しい選択です。寒中見舞いは、1月7日以降、松の内が過ぎたころから送るのが良いタイミングです。

喪中はがきを受け取った時のマナー

喪中はがきを受け取った側にも、相応のマナーがあります。受け取った際の心遣いを大切にし、ご遺族を思いやる行動をとりましょう。

喪中はがきを受け取った時の基本的なマナー

喪中はがきを受け取った場合、年賀状を控えるのが基本です。

相手に対するお悔やみの気持ちを表したいときは、年明け1月7日以降に「寒中見舞い」を出しましょう。寒中見舞いでは、「喪中はがきが届き、新年のご挨拶を控えさせていただいたこと」や「お悔やみの気持ち」を丁寧に伝えることができます。

もし早くお悔やみの言葉を伝えたい場合は「喪中見舞い」として早めに手紙やはがきを送るのも一つの方法です。喪中見舞いでは、「喪中はがきを拝受し、心よりお悔やみ申し上げます」という内容を簡潔に伝えるのが適切です。

喪中はがきで不幸を知った場合

家族葬の多い昨今、喪中はがきを通じてはじめて故人さまの訃報を知ることもあります。この場合は、どう対応すればよいか迷うことも多いでしょう。以下にいくつかの対処法をまとめます。

<1. 喪中見舞いや寒中見舞いを出す>

まず、先ほど触れた通り、喪中見舞いや寒中見舞いを送り、お悔やみのことばを伝えます。年が明けてから寒中見舞いを出す際は、「喪中はがきを受け取りました」といった内容に加えて、「お悔やみの言葉」や「これからもお力になれることがあれば何でもおっしゃってください」といった思いやりの言葉を添えましょう。

<2. 弔問に訪れる>

可能であれば、直接ご遺族のもとに弔問に訪れることも考えられます。この場合は、香典やお線香、お花などを持参して故人さまへの弔意を示し、ご遺族をいたわりましょう。弔問に訪れる際には、訪問前に一度連絡を入れ、相手の都合に合わせて訪問することが望ましいです。

<3. お供え物を送る>

もし遠方で弔問に行けない場合や、遺族の状況によっては訪問が難しい場合は、お花やお線香などを贈ることも一つの方法です。贈り物にメッセージカードを添え、故人さまを偲ぶ気持ちを伝えると、より一層心のこもった対応となります。なお、香典やお供え物を辞退したいという旨が喪中はがきに記されている場合は、遺族の意向を尊重し、控えるようにしましょう。

喪中はがきが届く前に年賀状を出してしまった場合

時期的な問題で、喪中はがきが届く前にすでに相手に年賀状を出してしまうこともあります。その場合、どうすれば良いのでしょうか。相手に不快な思いをさせたのではないかと心配になるかもしれませんが、落ち着いて対応しましょう。

この場合、年明け後に「寒中見舞い」を送り、年賀状を出してしまったことに対してのお詫びとともに、喪中であることを知り、心からのお悔やみを伝えることが適切です。

おわりに

喪中はがきは、送り手にとっても、受け取り手にとっても、悲しみの中での大切なコミュニケーション手段です。送る側は、年賀状を控える旨を伝え、感謝の気持ちを込めることが大切です。一方、受け取った側は、相手の喪失感に寄り添い、適切なマナーで対応することが求められます。

今月もここまでお読みいただき、ありがとうございます。葬儀や仏事に関するマナーについては、どうぞマキノ祭典にご相談下さい。