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【ブログ・西村雄史】私たちの仕事は「目に見えない想いを形にすること」です

こんにちは。マキノ祭典 葬祭部の西村雄史(にしむらたけし)と申します。今日は、私にとって印象深い、Aさまのお葬式のエピソードを通じて、日々何を大切にしてお客様と向き合っているか、僭越ながらお話しさせていただきます。

家族と経営者の両面に配慮したプランニング

お葬式は、故人さまとの最後のお別れの場です。ご家族やご親戚はもちろんのこと、友人、知人、ご近所の方など、その方とご縁のあった多くの方々に足を運んでいただけます。

最近は家族葬が主流ではあるものの、親族以外のお世話になった人たちにも参列してもらいたいとの想いから、一般葬を選ぶ方も少なくありません。

Aさまは家族で経営をなされています。故人さまは会長職、事業継承されたご子息さまが社長職を継がれています。

会社を経営されているとさまざまなつながりがあります。Aさまにおかれましても、お世話になった方々に参列していただきたいとの想いから、社葬ではないものの、「規模の大きな一般葬」というかたちを選ばれました。

このようなお葬式では、喪主さまのお立場をしっかりとケアしたプランニングが大切になってきます。喪主さまから見ると、故人さまは父親であり、前経営者でもあります。家族として心を込めて送り出すだけでなく、経営者として滞りのない葬儀を営むことが顧客や取引先に対して円滑な事業継承を示すことにもつながります。

だからこそ、葬祭ディレクターとして、その両面をしっかりケアしたプランニングが求められます。

葬儀の準備

たとえば、ご希望の花祭壇が実際にどのように斎場に飾られるかをCGで示しました。そうすることで、喪主さまの納得いく祭壇を目に見えるかたちで確認していただけるだけでなく、たくさんの供花が寄せられることが想定される中、式場内に納まる供花の数もひと目で把握できます。

数百人規模の弔問に対応するため、式場外のテントに受付スペースを設けることを提案し、お焼香までの導線も、分かりやすくご説明いたしました。

当日は、返礼品も少し多めに用意して、不足が出ないよう万全の準備で備えます。おもてなしの料理に関してはお寿司や煮物、オードブルなどをご準備させていただきました。

これらに加えて、これだけの規模のお葬式となると不測の事態が起こることも考えられますが、そのような時にどのように対応するかも含めてのご提案でしたので、お客様の方でもきっとご納得されたうえで、本番に臨むことができたのではないかと思います。

お客様からの突然のリクエスト

お通夜の2日前ほどに喪主の奥様からお電話で、このようなリクエストをいただきました。

「父が手がけた備前焼を展示したいのですが…」

すでに式場内の導線が決まっていたものの、私は即座に「承知しました」とお答えしました。こうしたお客様の想いに対して柔軟に応えることが、私たち葬祭ディレクターの務めだからです。

故人さまが手がけられた備前焼には、さまざまな想いが詰まっているであろうことが想像できます。だからこそ、ご遺族のリクエストをかたちにすることが、お客様のご満足や、よりよい送り出しへとつながっていくのです。

私はすぐに導線を頭の中で整理し直しました。ここであれば展示できるだろうという場所を特定した上で、再度お客様に連絡し、展示が可能であること、それに加えて故人さまの作品がより美しく引き立つよう、場内の壁の色、テーブルの寸法、テーブルクロスの色なども正確にお伝えいたしました。

迎えた当日

当日は、それらの情報をもとに、数点の焼き物をお持ちいただき、喪主さまやご遺族さま自らが飾りつけをされました。

式場に並べられた備前焼は、社長職を退任されたあとに手がけられたものです。参列者の方々は、それらを前にして、故人さまの在りし日のお姿を思い出されているようでした。

「父の作った備前焼を見てやってほしい」というご遺族のご希望の中にはきっと、

「父にもこんな一面があったことを知っていただきたい」

「生前の父とのご縁に感謝します」

「父の最後に足を運んでいただき本当にありがとうございます」

…という、さらに深い想いがこめられているものだと思います。

お葬式は、故人さまと遺された人との最後の時間です。だからこそ、「あれもしてあげたい」「これもしてあげたい」という想いが湧き上がるものです。そうしたご要望に応えることこそが、葬祭ディレクターの真の仕事だと考えています。

私たちの仕事は、目に見えない想いをかたちにすることです。限られた時間、空間の中で、可能な限りお客様の故人さまへの想いを、目に見える形にして差し上げます。

お葬式でお困りの方は、どうぞ安心して、私たちマキノ祭典にご相談下さいませ。