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【ブログ・成田麗】延岡から練馬への恩送り

株式会社まきの総務部の成田麗(なりたうらら)です。

まきのに入社して6年目になるのですけど、つい先日、「成田さんはどうしてこの会社に入社したのですか」という質問を受けて、そういえば「どうしてかなあ…」と振り返っていました。

すると、幼少期にわたしの周りにいてくれた、たくさんの大人たちの顔が浮かび上がってきたんです。

あのときのおじちゃんやおばちゃんたちが、じつはわたしの人格形成に大きく関わってくれていたのではと氣づかされましたし、それが将来的に、まきのとのご縁へとつながっていきます。

今日はそんな他愛もないお話ですけど、よければ最後まで読んでいただけますと幸いです。

地域の大人たちに囲まれた子ども時代

わたしが生まれ育ったのは宮崎県延岡市。人口約11万人の宮崎県内では有数の都市ですが、東京から比べるとのどかな田舎です。日向灘という海に面していて、時間がゆっくりと流れています。

母は開業医でした。幼稚園児だったわたしのお迎えのあとは、すぐに午後の診療。そのため、わたしの放課後の居場所は、いつも病院の中にある院長室でした。

そうは言っても子どもですから、ひとつの場所にじっといられないじゃないですか。院内をてくてく歩いては、看護師さんや患者さんとおしゃべりするのが大好きでした。

処置室。待合室。駐車場。いろんなとこをうろうろしているだけで、

「うららちゃん。こんにちは~」

「大きくなったね~」

…といったようなことばをかけられます。

徘徊場所は病院の敷地内にとどまりません。すると近所のおじさんやおばさんからも、

「うららちゃん、おいで~」

「お菓子があるよ~。食べる?」

…などと誘われては、何度もお菓子やジュースをおよばれしたものです。

当然母からは「危ないでしょ」「ご近所さんに迷惑でしょ」と叱られます。

でも、母親の目を盗んで近所の人たちの家に行って、似顔絵を描いたり、他愛のない話をするのがほんとうに楽しかったんです。おじちゃんやおばちゃんたちが笑顔になってくれるのも嬉しかったですし、何よりもわたしの方がたくさんの元氣と愛情をいただきました。

誰かを元氣にさせられる仕事って、なんだろう

就活生の時、もともとはブライダルの世界で働きたいと思っていました。それは母と横浜に旅行したとき、馬車道にあった結婚式場がとても華やかですてきだったからです。

でも一方で、ブライダルという仕事に一抹の不安をも感じていました。というのも、ブライダルのお客様の多くは、若くてキラキラしたカップルの方々。こんなのんびりした性格のわたしが、はたして上手にやっていけるだろうかと。

就活の時には「冠婚葬祭」という括りで会社を探していたので、葬儀社の情報も手に入るわけです。そんな時ふと、「葬儀社もいいかも」と思ったのです。

どうしてかというと、お葬式だと、喪主となる方の多くは50代〜60代の方々で、ブライダルに比べて年齢層が少し高くなるからです。

「三つ子の魂百まで」ということばがありますけど、幼い時にものすごくやさしくしてくれたおじちゃんやおばちゃんたちへの親しみは、いまでもわたしの身体の中にじんわりとしみこんでいます。

そして、病院って基本的には病気やけがを患っている人たちがやって来る場所じゃないですか。体が弱っていたり、痛みに苦しんでいる人たちが、それでもわたしに対しては笑顔で接してくれていたんだということが、大人になって、ものすごくありがたく感じられたのです。

そうした心の変遷を経て、結婚式場よりも葬儀会館で働く自分の姿の方が、より鮮明にイメージできるようになっていきました。

しかも、お葬式って暗いイメージがありますけど、まきのの人たちは本当にみんな元氣で、やさしくて、アットホーム。

「ここでなら、お客様とも、社員の人たちとも、長く前向きに関わっていけるかもしれない」

ということで、まきのからの内定を、ありがたくお受けいたしました。

わたしがご遺族さまにして差し上げられること

まだまだ力不足のわたしです。すぐに物を忘れちゃうし、おっちょこちょいなことばかりです。

でも、大切なご家族を亡くしたばかりのお客様に対しては、とにかくやさしい氣持ちで接して、耳を傾け、心に寄り添うことを常に意識しています。

わたしはどうしても感情が入ってしまう人間で、お客様と一緒に泣いてしまうこともしばしばです。

「葬儀屋さんはしっかりしてないといけないから、泣いちゃダメ」

と思いつつも、

「これがわたしだよな」

と思うところもあったり。そしてそのことを喜んで下さるお客様もおられます。本当にありがたいです。

いまのわたしがお客様にして差し上げられることは、幼い時にいただいたたくさんのご恩を、目の前にいるご遺族さまに差し向けることです。

病気で辛い思いをしながらも幼いわたしにやさしく接してくれた患者さん。お母さんの目を盗みつつと知りながらもわたしの相手をしてくれたおじちゃんやおばちゃんたち。

延岡でいただいたやさしさを、「恩送り」という形で、練馬でご縁をいただくお客様にお届けすることが、いまのわたしにできることじゃないかなと、思います。

つまらないお話でしたが、ここまで読んで下さり、本当にありがとうございます。