【文例付】喪中ハガキの書き方・マナー・タイミング|知っておくべき基本まとめ
「喪中ハガキの書き方にマナーはあるの?」
「基本的にいつまでに出すといいの?」
「年末に身内に不幸が起きてしまった場合、どうすればマナー違反にならないの?」
…などと喪中ハガキに関して分からないことはありませんか?
こんにちは。東京都練馬区で創業58年を誇る葬儀社・マキノ祭典です。
この記事では、喪中ハガキに関する書き方、出すタイミングなど、基本マナーについて分かりやすく解説いたします。
喪中ハガキとは
喪中ハガキとは、身内に不幸があったことを知らせ、年賀状のやり取りを控える旨を伝える挨拶状のことです。
正式には「年賀欠礼状(ねんがけつれいじょう)」と呼ばれ、故人を偲びつつ、新年の祝いを控える気持ちを丁寧に伝えるための手紙です。
喪中ハガキは、単なる形式的なものではなく、相手への思いやりを込めた大切なマナー。「新年のご挨拶を差し控える理由をきちんと伝える」という意味で、社会的な礼節を示すものでもあります。
出す時期・タイミング・出す範囲
喪中ハガキを出す時期のマナーとしては、11月中に届くように出すのが理想的です。なぜなら、多くの方が12月に入ると年賀状の準備を始めるからです。
喪中の範囲は一般的に二親等まで(配偶者・両親・子・兄弟姉妹・祖父母・孫など)とされています。ただし、故人との関係性が深い場合には、三親等以遠でも喪中とする方もいます。
書き方の基本マナー
喪中ハガキの書き方マナーとして大切なのは、「控えめで、丁寧に伝える」ことです。
文面は以下の3つの要素で構成されます。
■喪中であることを知らせる文
例:「喪中につき新年のご挨拶をご遠慮申し上げます。」
■故人の情報(続柄・亡くなった時期)
例:「〇月に父〇〇が永眠いたしました。」
■感謝と来年へのご挨拶
例:「本年中のご厚情を深く感謝申し上げ、明年も変わらぬご交誼をお願い申し上げます。」
デザインはモノトーンや落ち着いた色調のものを選び、句読点を使わずに書くのが基本マナーです。
喪中ハガキの文例
ここでは、基本的な喪中ハガキの書き方の文例をご紹介いたします。
喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます
父 太郎が10月10日に90歳で永眠いたしました
生前に賜りましたご厚情に心から御礼申し上げます
明年も倍旧のご交誼をお願い申し上げます
令和7年12月
〒177-0044 東京都練馬区上石神井4-9-24
電話 03-0000-0000
牧野次郎・花子
マナーに関するよくある質問集
喪中ハガキのマナーに関するよくある質問にお答えいたします。
Q:年末に家族が亡くなった場合は?
年賀状の投函時期に間に合わない場合は、年が明けてから「寒中見舞い」でお知らせします。
年賀状をいただいた方へのお礼と、喪中である旨を伝える形で問題ありません。
Q:不幸があった家に年賀はがきを投函してしまったら?
相手が喪中と知らずに出してしまった場合は、そのままで構いません。
年明けに改めて「寒中見舞い」を送り、その中でお悔やみとお詫びの言葉を添えるのがマナーです。
Q:喪中と知らずに年賀状を贈られた方への対応は?
返礼として「寒中見舞い」を出します。その中で、「喪中につき新年のご挨拶を控えておりました」とお伝えしましょう。
喪中ハガキのマナーまとめ
喪中ハガキは、悲しみの中でも相手への礼を尽くす大切なマナーです。
出す時期や書き方を正しく知っておくことで、相手に誤解や不快感を与えることなく、心を込めて故人を偲ぶことができます。
最後に、喪中ハガキの基本マナーをもう一度まとめておきます。
- 喪中ハガキとは年賀状のやり取りを控える「年賀欠礼状」
- 相手が年賀状の準備をし始める12月には届くよう、11月中に送る
- 喪中の範囲は二親等までが基本
- 句読点は使わず、淡い色やモノトーンのデザインで
- 故人の続柄・亡くなった月・感謝の言葉を添える
- 年末に不幸が生じた場合は「寒中見舞い」で知らせる
- 年賀状を出してしまった・受け取った場合も慌てずに「寒中見舞い」丁寧な返信を
喪中ハガキの書き方や出し方など、基本マナーで分からないことがある方は、マキノ祭典へお気軽にご相談ください。