【ブログ・中島夏帆】はじめてでも安心。葬祭プランナーと進めるお葬式の組み立て方
こんにちは、マキノ祭典葬祭部の中島夏帆です。
入社して丸4年、私はずっと葬祭部でお葬式の現場を任されてきました。
マキノ祭典の葬祭部は、お葬式のプランをともに組み立てる「プランナー」と、実際のお葬式を現場でコーディネートする「ディレクター」に分かれます。
現在私は「プランナー」として、お客様と一番はじめにお会いし、お葬式を一緒に組み立てていく役割を担っています。
大切な方を亡くされた直後の打ち合わせ。「何を聞かれるの」「何から決めたらいいの」と不安に思われる方も多いかと思います。
今日は、実際の打ち合わせがどのような手順で進んでいくのか、そして私たちがどのような点に気をつけてプランを立てているのか、葬祭プランナーの舞台裏をご紹介します。
まずはお客様の「心」を整える
打ち合わせの場所に着いて、私が一番はじめに行うのは「説明」や「提案」ではありません。まずは深く頭を下げてご挨拶し、お客様の表情を拝見します。
なぜならほとんどのお客様は、病院から戻られたばかりでお疲れだったり、突然の不馴れなことで気持ちが高ぶっていたりするからです。一番はじめがバタバタと慌ただしくなると、その後のご葬儀全体が落ち着きのないものになってしまうのです。
だからこそ、私はまずお客様の表情をしっかりと拝見し、そして「どんなことでもいいので、まずは言葉にして、私にお聞かせくださいね」とお伝えし、しっかりと聴くことに努めます。
胸の内を語ることでで少し落ち着いてこられたあたりから、なるべくゆっくり、落ち着いたトーンで、お葬式の具体的な打ち合わせを始めることを心がけているのです。
お葬式の「土台」を決める
打ち合わせのメインは、お葬式の具体的な構成を決めることです。大きく分けて、以下の順番で進んでいきます。
1. 死亡届の記入・確認
まずは、事務的な手続きとして、「死亡届」を書いていただきます。これは、病院からいただく「死亡診断書」と一体となった書類で、故人様や喪主様の情報について記入していただきます。
いただいた書類を役所へ提出することで「火葬許可証」が発行されます。役所への届出は、私たちが代行いたします。
2. 葬儀の「かたち」を選ぶ(一日葬・家族葬・直葬)
打ち合わせの柱となるのが、どのような流れでお見送りをするかという「かたち」選びです。マキノ祭典では、主に「直葬」か「家族葬」か、という視点から検討を進めます。
● 直葬(火葬式)
お通夜や告別式を行わず、火葬場でのお別れのみとする形式です。 費用や時間を抑えられる反面、火葬場での対面は5分程度と非常に限られています。あとで「もっと長く一緒にいたかった」と後悔されないよう、プランナーとしてお別れの時間については包み隠さずお伝えするようにしています。
●家族葬(一日葬・二日葬)
親しい方々で、ゆっくりと最期の時間を共有する形式です。近年多くの方に選ばれるようになった家族葬は「一日葬」と「二日葬」に分かれます。
一日葬は、いま、最も選ばれているお葬式のかたちと言えます。お通夜を省き、告別式のみを一日で行います。ご親戚への負担を軽減しつつ、丁寧にお見送りできる「現代の家族葬」の主流です。
二日葬はお通夜と告別式を二日間で行います。故人さまとの「最後の夜」を過ごせるだけでなく、夜であれば参列できるという方にも配慮した伝統的なスタイルです。
納棺式
一日葬と二日葬のどちらを選んでも私が大切にしているのが「納棺式」です。
たとえお通夜をしない一日葬であっても、故人様に触れ、お支度を整える時間は、ご家族の心の整理をつけるために欠かせない時間だと感じるからです。
また、納棺式を葬儀会場で執り行うことにより、告別式の前日に会場を確認できるというメリットもあります。
納棺式は、「ラストメイク」「湯灌」「旅支度」「納棺」の順に進みます
ラストメイク
お髭剃り、ドライシャンプーなどを行い、故人さまの表情に、可能な限り肌つやを取り戻します。マキノ祭典の葬儀プランでは、病院や施設でエンゼルケアが済んでいる場合でも、改めてきれいにお整えします。
湯灌
みなさんで、故人さまをきれいに拭き清めていただきます。お肌に触れていただきながら、手、脛、足などを拭きます。実際にお身体に触れながら「お父さん、きれいさっぱりになったね」「お母さん、こんなに細くなっちゃって」などと声をかけるご家族も少なくありません。
旅支度
四十九日間の旅のお姿を着せて差し上げます。ご家族は、「手甲」「脚絆」「足袋」の紐を結ぶ形で、故人さまのお姿を整えます。ご希望の衣服を着せてあげることもできます。
納棺
最後はみなさまとご一緒に、お棺の中にご遺体をお納めします。棺の中には、故人さまへのお手紙や、折り紙などを忍ばせる方も少なくなく、こうした品々に、故人様への想いを託されておられます。副葬品には、納められるものとそうでないものがあるので、そのあたりも、プランナーが事前にご説明いたします。
ディレクターへの引き継ぎ
多くの場合、納棺式をディレクターとの引継ぎの場とさせていただいております。
プランナーの私は「設計図」を書く役割ですが、それを形にするのはディレクターです。引き継ぎに漏れがないよう、お客様のご要望を細かく共有し、ご家族、ディレクター、プランナーの三者が顔を合わせて、当日に向けた準備を整えます。
とはいえ、私はどうしてもお客様のことが気になってしまうんです。お客様の想いをたくさん聞かせていただいたからこそ、心配になってしまいます。
なので、よく現場の合間を縫って、会場まで駆けつけることもあります。仕事が立て込んでいる時は先輩や上司に苦言を呈されることもありますが、知った顔を見ることで、お客様も安心して下さるようです。
「中島さんが来てくれてよかった」
「わざわざありがとうね」
「あなたのプラン通り、満足いく形ができたよ」
このようなお言葉をいただけると、本当に、このお仕事をしててよかったなあと思え、こちらこそお客様に感謝の思いでいっぱいになります。
おわりに
お葬式の準備は、短期間で多くのことを決めなければならず、不安を感じることもあるかと思います。でも、どうぞ一人で抱え込まないでください。私たちプランナーは、その不安を安心に変えるために、お客様のそばにいる存在です。
練馬区のお葬式は、マキノ祭典にご相談下さい。大切なご家族のお葬式を、心を込めてお手伝いさせていただきます。