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練馬区 - 葬儀の豆知識 (お葬式前)

大切なのは「何を」ではなく「誰に」 練馬区で終活するあなたに最も伝えたい大切なこと

こんにちは。練馬区の葬儀社・マキノ祭典です。自分の最期を自分で考える終活が人気です。核家族化や高齢化が進む中、終活に取り組むことは一時的な流行ではなく誰もが行う文化のようにすらなってきました。これは東京都や練馬区に限った話ではなく、日本全国でみられる傾向です。

「練馬区で終活をしようと思うけど何から手を付けたらいいのか分からない」というご相談をよくいただきます。私たちは、練馬区にお住いのたくさんの方々の終活のお手伝いをしてきましたが、「何から手を付けるべきか」よりも、終活をする上でもっと大切なことに気づきました。ご縁があってこの記事にたどり着いて下さったあなたに、終活で最も大切なことをお伝えしようと思います。練馬区にある葬儀社なので、練馬区の方向けに書かれた記事ではありますが、練馬区の方もそうでない方も、どなたの終活においても大切なことが書かれています。どうぞ最後までお読み下さい。

■練馬区で終活でするあなたに伝えたい 大切なのは「何を」ではなく「誰に」

結論はこの記事のタイトルにあるように、自分の死後の希望について、「何を」伝えるかではなく、「誰に」伝えるかです。託す内容よりも、託す相手を先に決めておきましょう、ということですね。

託す相手さえ決まっていれば、たとえ託すべき内容が中途半端だとしても、あとはもう心配ありません。あなたの想いを受け止めてくれる人が何とかしてくれます。

ですからまずは、「何をどうしよう」と考える前に、「私の想いを誰に伝えようか」、これを考えましょう。そして、これがものすごく大変なのです。

♦本質は「自分の最期は自分で片づけられない」

どうして「何を」よりも「誰に」が大切なのでしょうか。その答えはとっても簡単です。自分の最期は、自分自身では片付けられないからです。

たとえば、あなたがお葬式の希望を頭の中に描いていたとします。

「お坊さんなんて呼ばなくてもいい」

「お金なんてかけなくていい」

「葬儀もお墓も必要ない。直葬にしてお骨は海に撒いてほしい」

しかし実際にあなたの葬儀を執行する人は、

「やっぱりお坊さんに来てもらってしっかり供養してもらおう」

「これまでお世話になったのだから、少しだけ立派な祭壇にしよう」

「直葬なんてさみしい。きちんと葬儀をして、小さくてもお墓に納めよう」

…といった具合に、亡き人の意向とは異なるお弔いをする。こんなことは日常茶飯事なのです。

お葬式は送る側と送られる側の双方がいて初めて成り立ちます。相続もする側とされる側がいますし、介護もする側と受ける側がいます。

終活は、ひとりではできません。託すべき相手がいて、初めて成り立つのです。

♦まずは家族や親戚に連絡を取ろう

もしもあなたに家族や親戚がいるのであれば、まずはその人に連絡をとることから始めるべきです。子、孫、兄弟姉妹など、「自分の最期のことはきっとこの人にお願いすることになるのだろう」と、真っ先に頭に浮かぶ人とまずはコミュニケーションをとりましょう。同じ練馬区内に住んでいるのであれば、直接会っても構わないでしょう。遠くに住んでいるというのであれば、電話や手紙、メールやラインなどでも構いません。

ひと昔前は子が親を弔うのが当たり前でした。それほどに、親子が近い距離で暮らし生きてきたのですから、わざわざ意識的にコミュニケーションをとる必要などありませんでした。

しかし昨今は親子が離れて暮らすということも少なくありません。だからこそ勇気を出して、こちらから連絡をとること、人生の最後に向けての想いを伝えることが大切です。

■身寄りのない人は成年後見制度や死後事務委任契約の活用を

身寄りがいないという人のために、成年後見制度や死後事務委任契約などの制度があります。

成年後見制度とは、認知症や知的・精神障害などによって判断能力や意思能力が十分でない人のが不利益を被らないように、後見人に選ばれた人が、財産管理や身の上の保護などを通じてサポートする制度のことです。成年後見人の選任は家庭裁判所の判断にゆだねられ、多くのケースで弁護士や専門家が選ばれています。身寄りのない高齢者が安心できる制度なのです。

また、死後事務委任契約とは、本人の死後の事務手続きを第三者が代行できる制度のことです。二者間の契約なので、弁護士などの専門家だけでなく、友人などが請け負うこともできます。ただし、トラブルに発展しないよう、公正証書の形で契約書を作成しておくのが一般的です。公正証書は公証役場で作成します。

生前は成年後見制度、死後は死後事務委任契約、これらを元気なうちにワンセットで取り組んでおくことで、あなたの最晩年や死後を託す相手を決められ、なにをどうしておきたいかという終活の内容も、より具体的に共有できるでしょう。

♦練馬区の終活相談機関

成年後見制度や死後事務委任契約。こうした終活をサポートする制度を活用にするにどこに相談すればいいのでしょうか。

練馬区の方が成年後見制度を相談するのであれば、練馬区福祉協議会によって運営されている「ほっとサポートねりま」(練馬駅徒歩4分)にまずは相談してみましょう。介護や医療などさまざまな高齢者福祉の相談に乗ってくれます。

また、死後事務委任契約を公正証書にする場合、練馬区の公証役場が練馬駅前にありますので、ここで作成しましょう。

♦想いを共有しておくことの安心感

もう一度同じことを繰り返してしまいますが、自分の最期を自分で片づけることなどできません。必ずや、誰かの手を借りなければならないのです。

そして、自分がこの世界を旅立った後にどのように弔われるか、その人に任せるしかないのです。

終活で大事なのは、死後のことまでコントロールしようと考えるのではなく、死後を相手に委ねることではないでしょうか。そしてその過程で、あなたの想いを、希望を、その人に向けて話す、そこで交わされる会話が、きっとあなたに安心感を生むのです。

令和はコロナ禍の時代です。2019年12月に中国の武漢で発生した新型コロナウイルスは、2020年、2021年と瞬く間に日本中を、そして世界中を混乱に陥れました。

そしてそれは同時に人とのつながりの大切さを見つめなおす時代でもあります。会いたい人に会えない日々を通じて、私たちは家族や友人をはじめとする人とのつながりの大切さを痛感しました。

自分の想いを相手に伝えることは、終活はもちろんのこと、日常生活においても大切なことなのです。普段連絡を取ることのない家族とも日ごろからなんらかのコミュニケーションを交わしておくことが、いざという時の終活にも役立ちます。

ご家族がいる方まずははご家族に連絡を。いない方は、親戚や友人やまたは専門家を訪ねてみましょう。

■練馬区の終活は、マキノ祭典にご相談下さい

この記事を最後まで読んで下さり、ありがとうございます。

それでも心の中がもやもやしているあなた。まずはお気軽に私たちにご相談下さい。

マキノ祭典のスタッフは葬儀や終活のプロフェッショナルです。練馬区上石神井に創業して54年を超える長い時間の中で、そしてたくさんのお客様の想いに寄り添い、声に耳を傾けてきました。私たちは葬儀、供養、仏事のプロ集団です。さらには、相続や家財の整理など、終活では考えなくてはならない多岐に渡る事柄も、地域に密着した信頼置ける専門家とのつながりを通じて、あなたの不安をやわらげるお手伝いができます。

話をするだけで、誰かに想いを伝えるだけで、心がスッとすることがあります。私たちが、あなたのよりよい終活の一助となれれば幸いです。