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練馬区 - 葬儀の豆知識 (お葬式前)

一日葬の注意点。費用と満足度について考察します

昨今注目を集めている一日葬です。費用を抑えて一日だけで葬儀を済ませられることから一日葬を検討している方も少なくありませんが、実はたくさんの注意点があります。これらの注意点を見過ごすことで、葬儀を終えたあとに後悔する人もすくなくありません。

この記事では、一日葬の注意点について詳しく解説いたします。

一日葬の注意点を知っておくことで得られること

一日葬の注意点を知りたくてこの記事にたどり着いて下さったあなたはきっと、これまで2日にわたって行っていた葬儀を一日葬にしてしまうことに不安と疑問を感じているのだと思います。

それは、故人をきちんと供養できるか、親戚や周囲に対してマナー違反にならないか、自分自身が満足感を得られるか、などが挙げられることでしょう。

この記事では、一日葬の注意点についてご紹介、解説いたします。一日葬の注意点を抑えることで、

・一日葬のメリットとデメリット
・一日葬の実際の流れ
・一日葬の費用の注意点
・一日葬を行うことによる周囲の反応
・自分自身が満足して故人を送り出せるか

などについて、理解できることとなるでしょう。どうぞ最後まで読み進めてみて下さい。

一日葬のメリットとデメリット

まずは、一日葬のメリットとデメリットをご紹介、解説いたします。

【一日葬のメリット】

・時間的な負担軽減

すべての儀式を1日で行うため、時間的な負担が軽減されます。これにより、遠方から来た人々や忙しい人々が参加しやすくなります。

・経済的な負担軽減

従来の葬儀は数日にわたるため、費用が高くなりがちです。一日葬はそれに比べて費用を抑えることが可能です。

・精神的な負担軽減

葬儀とその準備には大きな精神的な負担となることがあります。一日で終わらせることで、その負担を短期間に集中させることができます。

【一日葬のデメリット】

・時間的な制約

すべての儀式を1日で行うため、時間的な制約が厳しくなります。これにより、故人との最後のお別れに充分な時間を割くことが難しくなることがあります。

・参列できない人が生じる

すべてを1日で行うため、参列者全員が当日の時間を確保できるとは限りません。

・満足度の低下

通夜を省略することで葬儀の満足度が下がる恐れがあります。特に、家族や親族だけで過ごす通夜は、故人をゆっくり偲ぶ最後の時間ですが、これがなくなることで物足りなさを感じる人もいるでしょう。

それでは、これらをもとに、一日葬の注意点について、さらに詳しくご紹介、解説していきます。

一日葬の「流れ」に関する注意点

この章では、一日葬の流れに関する注意点をご紹介、解説します。主な注意点は次の2つです。

スケジュールがタイト

一日葬では、通夜を行わずに葬儀告別式を1日だけで行います。そのため、遺族は早朝から会館に到着し、もろもろの打ち合わせをして早速葬儀に臨みます。

1日ですべてが終わるからいいと思われる1日葬ですが、何の準備もなくいきなり葬儀に突入するのは、意外と慌ただしいものです。通夜があればこそ、前日から会館入りをし、通夜の儀式、寝ずの番を通じて心の準備を整えて、葬儀本番に臨めるものです。

参列できない人も生じる

タイトなスケジュールは喪主や遺族だけでなく、参列を希望する人たちにも思わぬ影響を及ぼします。仕事などで忙しい人の場合、通夜と葬儀といった具合に、参列の日程に選択肢があればよいのですが、1日葬だと、その日に予定が重なると、最後のお別れができないことになってしまうのです。

一日葬の「費用」に関する注意点

この章では、一日葬の費用に関する注意点をご紹介、解説します。主な注意点は次の2つです。

「一日葬は費用が安い」という落とし穴

一日葬は、たしかに2日に分けて行う葬儀よりは安い費用で済みます。

しかし、大幅に安くなるかというとそんなことはありません。

通夜を省略することで、通夜時のスタッフ人件費や、通夜の食事代、返礼品などは不要となり、費用を軽減できます。

しかし、その他、葬儀で必要なもの(具体的には、祭壇、棺、霊柩車、火葬にかかる費用、式場使用料)は、一日葬であろうと、二日葬であろうと、同じものを利用するからです。

「一日葬=安い」というのは大きな注意点。「思ったより安くない」というのが実情でしょう。

香典収入が期待できない

一日葬では、参列者が極めて限定的になるため、香典収入が期待できません。

香典は葬儀費用の負担軽減のために大きな助けとなることに気づいていない人は少なくなく、見逃すことのできない注意点と言えるでしょう。

一日葬の「周囲の反応」に関する注意点

この章では、一日葬にすることによる周囲の反応に関する注意点をご紹介、解説します。主な注意点は次の2つです。

訃報連絡の際に親族から苦言を呈されるかもしれない

訃報連絡では、葬儀の日程や場所についてお伝えしますが、連絡した親族たちから苦言を呈されるかもしれません。

「一日葬にしたことで、日程が合わず、参列できない」

「葬儀は2日かけてやるもの。一日葬だとしっかりと送り出せるのか」

のいずれかが考えられます。

訃報連絡の際にきちんとこちらの意図を伝える。あるいは連絡の前に事前に一日葬を希望していることを伝えておくなどの配慮が求められます。

菩提寺とのトラブル

菩提寺がある場合は、菩提寺の意向も尊重しなければなりません。

理解のあるお寺ならよいのですが、中には葬儀の形式をきちんと全うすることをよしと考えるお寺も少なくありません。

喪主の希望だけで一日葬を押し進めると、菩提寺との間にトラブルが生じるかもしれません。

【まとめ】一番の注意点は「遺族が満足できるかどうか」

ここまで一日葬の注意点についてご紹介、解説してきましたが、一番の注意点は「遺族が満足できるかどうか」に尽きるのではないでしょうか。

たしかに、一日葬は「楽で」「早くて」「安い」葬儀かもしれません。

しかしこのようにひとつずつひも解いてみると、

・決して楽ではないし(思ったより慌ただしい)

・早く済めばいいというものでもないし(じっくりとお別れできない)

・意外に安くならない(安くなる項目が限定的)

といった現実が見えてくるかと思います。

葬儀で最も有意義な時間は、葬儀告別式の前日の通夜の時間だと言われています。

夜通し、お線香の「寝ずの番」をしながら、家族たちが故人の思い出話にふける。こうした貴重な時間がそがれた一日葬は、意外と満足度が低下しがちです。

葬儀はなにより、遺された家族がしっかりと故人を送り出すことで、明日からの毎日を少しでも力強く生きていくための儀式です。だからこそ、「楽さ」「早さ」「安さ」を追い求める一日葬には、あちこちに注意点がころがっているのです。

マキノ祭典は、葬儀の注意点やポイントを分かりやすく解説しています

いかがでしたでしょうか。この記事では一日葬の注意点についてご紹介、解説してきました。

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