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練馬区 - 葬儀の豆知識 (お葬式前)

弔電のマナー|送り方。文例集。おすすめの電報会まで

通夜や葬儀に駆けつけられない人が、お悔やみの気持ちを示すために送るのが弔電ですが、マナーを知っておかないと、相手に不快な思いを与えかねません。ということでこの記事では、弔電のマナーや送り方について分かりやすく解説します。

弔電の送り方。3ステップ

お葬式の情報を入手する

弔電を送るためには、まずはお葬式の情報を入手します。お葬式がいつ、どこで行われるのか、そして故人さまや喪主さまが誰なのかを把握します。

こうした情報は、訃報の中に記されていますが、詳細を確認したい場合は、直接ご遺族に聞く、それが難しい場合は、「弔電を出したいから」とした上で葬儀会館に聞くのがマナーです。

電報会社を決める

弔電を依頼する電報会社を決めます。かつてはNTTの「115」に発信していましたが、いまはネットでの申し込みが主流です。NTT、KDDI、佐川急便など、さまざまな会社が弔電サービスに参入しています。

弔電を依頼する

台紙の種類、文章を決めて弔電を依頼します。

台紙の種類もさまざまで、0円のものから1万円を超えるものまであります。安価だからマナー違反というわけではありませんが、2千円から5千円くらいものが台紙が多く選ばれています。

弔電のマナーと注意点

それでは、弔電を送り際にはどのようなマナーに気を付ければいいのでしょうか。

弔電は通夜までに送る

弔電は、葬儀祭壇に奉奠されますので、通夜開式前までに葬儀会館に届けるのがマナーです。遺族や葬儀社の迷惑にならないよう、開式2時間前には届けたいものです。そのため、その日のうちの午前中までには電報会社に依頼しておきましょう。

弔電の送り先は葬儀会館

弔電の送り先は、お葬式を行う葬儀会館が基本です。

通夜や葬儀をしない火葬式の場合は自宅に送るのがマナーです。火葬場はたくさんの葬家が利用する公共の場で、弔電がうまく喪主に手渡されない恐れがあります。

宛名は喪主当て

弔電の宛名は喪主宛にするのが基本です。喪主以外に送る場合は「牧野太郎(喪主名)様方牧野次郎(受取人名)様」とします。

辞退をされたら送らないのがマナー

最近では、弔問、香典、供花、供物とあわせて、弔電も辞退するケースが少なくありません。こうした際は、相手の意向に合わせて送らないのがマナーです。

安い台紙の弔電はマナー違反?

台紙は金額によって品質に大きな差があります。安い台紙を使ったからといって、マナー違反というわけではありません。

NTT東日本の場合、0円の弔電は紙製のもので、費用が高くなるごとに、押し花や、刺繍、七宝焼きを用いたものがあります。中には、プリザーブドフラワーやお線香の付属したものなど、1万円を超えるものもあります。

弔電で大事なのは相手にお悔やみの「ことば」を伝えることですから、前にもお伝えした通り、2千円から5千円程度の相場の範囲内であれば十分でしょう。

相手の宗教・宗派に合わせる

相手の宗教・宗派が分かっている場合は、そのことに配慮します。

たとえば、キリスト教の方に対し、「成仏」や「往生」ということばを用いるのはマナー違反です。

忌み言葉・重ね言葉はマナー違反

お葬式の現場では、忌み言葉や重ね言葉はマナー違反とされています。辛く悲しいことを繰り返したくないということから生じたお葬式のマナーです。

弔電の文章にも、忌み言葉(散る、去る、消えるなど)や重ね言葉(重ね重ね、次々、いよいよなど)は避けましょう。

相手別の文例集

弔電は、定型文を使うのが基本です。故人さまと喪主さまに合ったものを選びましょう。過剰にならないよう、シンプルに、簡潔に弔意を伝えられたら充分です。NTT東日本の文例集を参考に、親戚向け、会社関係向けの弔電の文章をご紹介いたします。

親戚

親戚向けの弔電の文例は以下の通りです。

「突然の悲報に接し、動揺のあまり声も出ませんでした。ご遺族の方々のお悲しみはいかばかりかとお察しいたします。心からご冥福をお祈りいたします」

「ご尊父様のご訃報に接し、お悲しみをお察し申しあげますとともに衷心より哀悼の意を表します」

「ご母堂様のご逝去の報に接し、悲しい思いでいっぱいです。優しい笑顔、共に過ごした楽しかった思い出など在りし日の思い出は尽きません。安らかにご永眠されますよう、遠くから手を合わせて、ご冥福をお祈りしております」

会社関係

会社関係の弔電の文例は以下の通りです。

「会長様ご急逝の知らせを受け、ご生前のご功績をしのび、衷心より哀悼の意を表します」

「御社社長様の突然の悲報に愕然としております。当社社員一同、衷心より敬意を表するとともに、在りし日のお姿をしのび、ご冥福をお祈り申しあげます」

お悔やみ文のマナー

弔電の文章は、自分で考えなくても構いません。弔電会社の申込ページに進むと「親戚」「会社関係」など、さまざまな宛先による文例が用意されています。

その中でも特に気を付けなければならないのは、故人さまと喪主さまとの関係性です。

喪主さまから見て故人さまが父だったら「御尊父様」、母だったら「御母堂様」、息子だと「御子息様」、娘だと「御令嬢様」などのマナーがあるので、注意しましょう。

お葬式のマナーについては、マキノ祭典にご相談下さい

弔電のマナーをはじめとして、お葬式のマナーについては、どうぞお気軽にマキノ祭典にご相談下さい。