安すぎる葬儀プランの注意点|追加費用で後悔しないお葬式の賢い選び方
「安すぎる葬儀プランが危ないって、どういうこと?」
「費用はなるべく抑えたい。でも後悔のないお葬式にしたい」
この記事は、葬儀費用で不安を抱えている方向けに書かれています。
こんにちは。東京都練馬区で創業50年を超える葬儀社・マキノ祭典です。
「直葬8万円~」「お葬式が最安9万円~」などと、安すぎる葬儀プランを見ると、ついついクリックしたくなりますよね。
でも、この「安すぎる」というお金の提示が、最終的な葬儀費用のトラブルと後悔の原因となりかねません。
葬儀費用の格安広告と実際の請求額の間に大きな乖離があったというトラブルが多発しているのです。
「安いから選んだのに、結局高額なお金を払うことになった」と後悔しないために、安すぎるプランによるトラブルの実態や対策方法についてまとめました。
ぜひ最後まで読んでみてください。
安すぎる葬儀プランによるトラブル多発の現状
大切なご家族を亡くした緊急時に、インターネットや折込チラシで目にする安すぎる葬儀プランは、費用の不安を抱えるご家族にとって大変魅力的に映ります。
しかし、この安すぎる広告と実態の乖離が、国民生活センターへのトラブル相談があとを絶たない最大の原因となっています。
「打ち合わせに入ったとたん”おたくだとこのプランは利用できません”と言われた」
「ドライアイス代や安置費用が毎日追加され、最終的な費用が広告の3倍になった」
「火葬のみでしたかったのに、家族葬を勧められ、結局200万円近く支払った」
このようなお金の後悔をしないためにも、安すぎる格安葬儀の裏側にある構造を正しく理解し、賢く対処することが不可欠です。
安すぎる広告の構造的なカラクリと注意点
安すぎる葬儀プランが市場に溢れる背景には、個々の葬儀社だけの問題ではない、業界全体の構造的な問題と社会的な変化が存在します。
新規参入による過度な価格競争
異業種からの葬儀業界への参入増加により、家族葬や火葬のみなど費用の安い形式で激しい価格競争が発生し、安すぎる広告合戦が繰り広げられています。
インターネット・ポータルサイトによる集客代行ビジネスの拡大
ポータルサイトが安いプランで集客し、成約時に葬儀社から手数料を得るため、サイト側が強引に格安費用の提示を促しています。
とりあえず安さを求める消費者心理と情報の非対称性
葬儀の費用体系が分かりづらく不透明なことと、「とりあえず安いところがいい」という消費者心理が、安すぎるプランへの需要を生んでいます。
「追加費用」前提のビジネスモデルの確立
広告で安すぎる費用を提示して集客し、後から必須の追加費用を計上することで利益を確保するという方法が定着しています。
お葬式の簡素化
家族葬や火葬のみの直葬など、そもそもお金をかけない簡素なお葬式を望む家族が増え、安いプランの存在が求められています。
いまさら聞けない? お葬式費用の構成と内訳
安すぎる広告に隠された追加費用を見抜くため、まずはお葬式にかかるお金を5つの柱で理解しましょう。葬儀費用で後悔しないための必須知識です。
1. 葬儀一式費用(本体費用)
祭壇、棺、遺影、葬儀スタッフの人件費など、葬儀を運営する中核費用です。各社が打ち出す葬儀プランは、主にこの項目が該当します。安すぎるプランはここを極端に抑え、追加費用が発生しやすい構造になっています。
そして、次に挙げていく「オプション項目」「おもてなし費用」「火葬場への支払い」「宗教者へのお金」は、プランに含まれていないことがほとんどです。そのことを理解しておきましょう。
2. オプション項目
追加のオプションは、主に2つの要素に分けられます。
●状況により追加が余儀なくされる項目葬儀までの日数が空いてしまうことによる「ドライアイス追加分」「安置費用(保棺料)」。搬送の実走距離によって変動する「寝台車の距離超過分」など。
●お客様の想いを反映する項目
「祭壇のグレードアップ」「棺のグレードアップ」「湯灌・納棺・ラストメイク」など。
安すぎる葬儀プランを掲げる葬儀社は、入口を安くしておいて、このオプション項目を強引に進めて費用を上積みしようとするので要注意です。
3. おもてなし費用
飲食(通夜振る舞いや精進落とし)や返礼品にかかるお金です。参列者の人数によって費用が変動するので、葬儀プランには含まれないことが多いです。
4. 火葬場への支払い
火葬炉の使用料や骨壺代など、火葬場に直接支払う公的費用です。安すぎる広告ではここの費用が不明瞭なことが少なくありません。
5. 宗教者へのお金
お布施や戒名料など、僧侶や神職へのお礼です。これは葬儀社の費用とは別途、数十万円単位で必要となるお金であり、葬儀プランには一切含まれていません。
後悔しないお葬式を実現する『事前相談』
安すぎる広告に騙されず、追加費用で後悔しないための究極の防御策が「事前相談」です。
故人さまが亡くなってからでは、時間的・精神的な余裕のなさから、冷静な判断がむずかしくなり、安すぎるプランの罠に陥りやすくなります。
事前にお葬式にかかる費用について理解しておくことが、安すぎる葬儀広告に騙されない一番の近道です。
近くの葬儀社で事前相談をする
後悔しないお葬式を実現するために、まず一番はじめに強調しておきたいのは、「近くの葬儀社に自ら足を運んで相談する」ということです。
安すぎる広告を出しがちなネット系の仲介サービスは、WEB上で集客のみを行い、実際に施行を担当するのは地域の葬儀社です。この構造的なカラクリにより、消費者は「実際にどこの葬儀社が来るか分からない」という不安を抱える上に、仲介手数料が費用に加算されるため、結果的に安すぎるどころか高いお金を支払うことになってしまいます。
消費者として賢いのは、安くて信頼できる葬儀社を「自ら近くで調べる」ことです。これにより、中抜き費用(手数料)がかからない分、葬儀費用を安く抑えられますし、お金の透明性も高まります。自ら「ここが信頼できそうだ!」という葬儀社を選び、事前相談で葬儀社を見極めるのが、後悔しないための最もおススメの方法なのです。
スタイル(家族葬・一日葬・火葬のみ)の詳細を知る
費用を安く抑えやすい家族葬や、火葬のみのお葬式(直葬)を選ぶ場合も、その内容を深く理解することが重要です。
たとえば、「家族葬だとこんなことをするから、葬儀の基本料金だけで30万円かかる」という知識があれば、「葬式最安9万円~」という安すぎる広告を見ても…「それはきっと火葬のみの直葬のことだな」「家族葬にしては安すぎるな」とすぐに判断がつきます。
葬儀スタイルの違いにより、「何をして、何をしないのか」「その場合、費用がどれくらいかかるのか」…といった知識を持っておけば、安すぎる葬儀広告に騙されません。
地域相場を知って、安すぎる葬儀社を見抜く
可能な限り、複数の葬儀社に相談し、複数の見積もりを比較することをおすすめします。なぜなら、それによって地域相場を把握できるからです。
お住まいの地域の費用相場を知れば、おのずとその広告が妥当なのか、安すぎるのかが判断できます。
「高い・安い」とお金だけで判断しない
葬儀の満足度は、費用の高い・安いだけで決まりません。スタッフの対応の丁寧さ、お金に見合うサービス品質、そして後悔しないお別れができたかなど、事前相談を通じて総合的な観点から葬儀社を見極めましょう。
2~3社の中から一番相性のいい葬儀社を選ぶ
葬式は究極の対人サービスです。ご逝去前後の慌ただしさの中でも、可能な限り2~3社を巡り、費用だけでなく担当者の相性を確認しましょう。誠実さ、共感力など、家族に寄り添ってくれる葬儀社を選ぶことが、後悔しない結果に繋がります。
【まとめ】安すぎる広告に騙されない方法
いかがでしたか。ここまで、「安すぎる葬儀プランの注意点と追加費用で後悔しないお葬式の賢い選び方」として、事前相談のすすめを中心に解説してまいりました。
安すぎる広告は、追加費用で利益を出すビジネスモデルの入り口に過ぎず、トラブルや後悔を招くリスクが高いことをご理解いただけたかと思います。
後悔しないお葬式を実現するためには、早期の対策が不可欠です。
- 「安い」だけで判断しない
- 複数の葬儀社の見積もり比較
- 事前相談を活用して信頼できる葬儀社を見抜く
早期の準備こそが、安すぎる罠に陥らず、ご家族にとって本当に後悔のないお葬式を安い価格で実現するための、賢い選択なのです。