【ブログ・石川士夢】お葬式の後悔をなくすための事前相談
こんにちは! ファミリーサポート事業部の石川士夢(いしかわとむ)です。
士夢という名前は「武士のように高い志を持って、夢に向かって生きろ!」という両親の想いが込められています。読みにくいかもしれませんが、一度覚えると忘れられない名前だと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
10代から立ち会ってきた葬儀の現場
まきのに入社して10か月のわたしですが、実は都内のとある葬儀屋さんの息子として生まれました。そのため、幼い時から葬儀屋さんとしての祖父、父の背中を見てきました。
家族経営の葬儀社なので、時には「おい、士夢。手伝ってくれ」と、現場の手伝いをさせられたものです。トラックに祭壇を積み込んだり、会場設営を手伝ったり、小学校4年生くらいの時からなにかしらのお手伝いをしていた記憶があります。バイト代は500円。「これっぽっちかよ」と思いつつ、今振り返ると、とても貴重な経験をしたものだなと思います。
大学生くらいにもなると、お客様の前に出る現場にも同行させられました。わたしの実家は葬儀社兼自宅でしたから、人手が足りない時など、父と一緒にお客様のもとに向かったものでした。深夜に叩き起こされて、「士夢、一緒に来てくれ」と、寝台車の助手席に乗って病院へ。ご遺体とお客様をお乗せしてご自宅までお連れしたこともしばしばです。
わたしはただ父に言われる通り補助をします。そして、父がご遺族に頭を下げるのと合わせて、頭をぺこりと下げていました。
そこでのご遺族の様子はじつにさまざまでした。意外と冷静にいる方が多かったものの、中には憔悴しきっている方、混乱している方、現実を受け止めきれずに戸惑っている方など、じつにさまざまです。
そうしたご遺族の表情を見ていると、大切な方を失うことがどれだけ大変で辛いことなのだろうかと、おぼろながらに肌身で感じることができたのだと思います。
お葬式で後悔したくない
直接話をする機会はありませんでしたが、10代の頃からいろいろなご遺族の表情を見てきました。
だからこそ、お葬式で後悔してほしくないと強く思います。
わたしは、入社してまだ1年にも満たないのですが、ファミリーサポート事業部という、いわば、お葬式を事前に考える方をサポートする部署に配属されました。
主な仕事は事前相談です。資料請求をいただいたお客様への対応、電話、メール、対面での相談、さらにはセミナーの講師としてお話させていただくこともあります。
事前相談では、葬儀費用について、葬儀の流れについて、葬儀のしきたりやマナーについて、お寺様との付き合いや葬儀後の供養について、実にさまざまなお悩みが寄せられます。
多くの方は、「お葬式についての経験がない」「お葬式について何も分からない」という方ばかりです。
しかもお葬式はただの買い物とは違います。大切な家族を送り出すセレモニーであり、決して安くない出費が伴います。だからこそ、時間に余裕がある方は、しっかりと葬儀について考えて、分からないことがあればわたしに相談してもらえればと思います。
もしも時間がないという方も、お電話でいいので、分からないことをぶつけてもらいたいです。分からないことが一つでも分かれば、それだけで心理的な負担は大きく軽減されます。
後悔のないお葬式のためにしてもらいたいこと
その方にとっては最初で最後のお葬式。後悔しないために大切なのは、「どういうお葬式にしたいか、送る側と送られる側で話し合うこと」です。
最近では「直葬」「一日葬」「自分たちらしいお葬式」「お坊さんのいないお葬式」など、葬儀を巡ってもさまざまなトレンドワードが飛び交っています。
でも、大事なのは自分たちがどう送り、どう送られたいか。ここを当事者である家族たちでしっかり話し合うのが理想です。
「おれのために余計な金を使わなくていい」と考える親と、「親の最期くらい少しでもいい葬儀にしてあげたい」と考える子のように、お互いのことを思いやるがゆえに考えに相違が生じることなんて、日常茶飯事です。
そこを理解しあえないよりも、お互いの想いを共有し、寄せていくほうが、葬儀がより納得いくものになるはずです。
「お父さんの希望通りのお葬式になったね」
「お父さんの希望と少し違ったけど、きっと喜んでくれているよね」
こうした納得、実感こそが、後悔のない満たされたお葬式にしてくれるはずです。そしてお葬式をやり切ったという実感こそが、故人さまのいなくなった明日からの日々を、少しでもしっかりと生きていける糧となるのだと思います。
それでも相談相手がいない場合は…
それでも家族に相談できない、あるいは相談相手がいないという方は、マキノ祭典の石川士夢にご連絡下さい。
あなたの家族となって、親戚となって、そしてプロの葬儀社として、あなたの声に耳を傾けて、適切なアドバイスを心がけます。
わたしも入社してまだ1年にも満たず、葬儀社に生まれ育ったとはいえ、まだまだ分からないことばかりです。
でも、思いや気持ちを受け止めて、共有できるはずです。あなたの悩みや不安を受け止めて、すぐにお答えできないことがあったとしても、先輩や上司に確認し、自分でもしっかりと調べて、お客様のご相談にお答えいたします。