【ブログ・嶋村有紗】祖母が導いた読書と葬儀
こんにちは。新卒入社3年目、株式会社まきの営業部の嶋村有紗です。ブログを書くことになりましたが、何をどう書けばいいのか分からないままパソコンに向き合っています。この記事を通して、少しでも私のことを知っていただけたら嬉しいです。
本好きが導いた道
私はもともと本を読むのが大好きで、大学でも文学を専攻していました。卒論のテーマは江戸川乱歩でした。
就活の時は、出版業界で働きたいと考えていましたが、インターンを経験する中で違和感を感じ、「好きを仕事にすると、好きなものが嫌いになるかもしれない」と直感しました。
次に興味を持ったのはウェディングプランナーでしたが、成田麗さんのブログにもあるように、ウェディングは難しそうで踏ん切りがつきませんでした。就活向けのサイトの中でウェディングプランナーは、「冠婚葬祭」のカテゴリーで括らているので、葬儀社の情報も目に留まり「あ、お葬式もいいかも」とアンテナが立ちました。
「命に向き合う現場なんて、やりがいがありそう」
「まわりに葬儀社で働く人なんていない。自慢できるかも」
そんな軽い気持ちで、葬儀業界に興味を持ちました。でも、今振り返ると、私の思考や選択には亡き祖母の影響があったのかもしれません。
祖母との思い出と葬儀
私の両親は自営業で、いつも祖母に面倒を見てもらっていました。祖母は明るく活発で、趣味も多く、いろんな話を聞かせてくれました。
祖母の家には本棚にたくさんの本が並んでいて、「有紗、これ持って帰っていいよ」とよく本をもらいました。どんな話をしたのかはっきりとは覚えていませんが、それは私が5歳の時に祖母が亡くなったからです。でも、一緒に過ごした時間やおしゃべりした思い出は、今も鮮明に残っています。
祖母のお葬式にはたくさんの人が集まり、おぼろながらにその光景が蘇ります。
「みんな黒い服着ているな」
「祭壇のお花がきれいだな」
「たくさんの人が集まって、おばあちゃんの写真を見ているな」
5歳児の私は式場内でじっとしてられなかったのか、親戚の人たちに外に連れ出されて駐車場で遊んでもらっていました。
そんな中で、ものすごく印象に残っているのが、父が泣いている姿です。5歳の私にも、人が亡くなることの重大さが感じられました。
祖母が大好きで、今もお仏壇やお墓にお参りに行きます。読書と葬儀、これらは祖母からの導きだったのかもしれません。このブログがきっかけとなり、自分を振り返ること、それを言葉にすることの大切さを、いままさに感じています。
葬儀屋さんなのに、式場にいられない⁉
就活中に、ウェディングよりも葬儀の方がいいと心が固まりましたが、葬儀の式場にいられないという致命的な事実に気づかされました。何を言っているのか分からないでしょうか?
少し詳しくお話ししますね。
内定者研修で、先輩の八木さんにいろんな現場に連れて行ってもらいました。お葬式の現場を見させてもらった時です。式場に入ると、緊張してずっとそこに立っていられなかったのです。「これは私の体質に合わないかもなあ」と直感しました。22歳の私には荷が重かったのかもしれません。
一方で、営業訪問ではいろんな方とお会いできて、「これは私に合っている」と感じました。それ以来、営業部を希望し続け、入社から3年間営業のお仕事をさせていただいています。
営業の仕事が大好きで誇りを持っていますが、いつかは葬儀の現場に出る日が来るでしょう。社会人になったことで、営業先のお客様や先輩社員の方々など、お仕事をしながらいろんなことを学ばせていただく日々を過ごせています。
「ブログは2本書くんだよ」と言われているので、次回は営業先の素敵な方々や、まきののスタッフたち、仲間たちをいたわる社風についてお話ししたいと思います。私のまわりにいて下さる全ての人が、私の先生です。本当に、感謝しきれません。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。つまらない文章ですが、次回もお楽しみください。