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【ブログ・櫻井秀昭】マキノ祭典の働き方改革 | の葬儀・区民葬・家族葬ならマキノ祭典・株式会社まきの

ブログ

【ブログ・櫻井秀昭】マキノ祭典の働き方改革

2024.11.05

こんにちは。マキノ祭典で経理事務を担当しています櫻井秀昭と申します。わたしは入社して15年になりますが、ここ数年のさまざまな働き方改革を経て、マキノ祭典の職場環境は劇的に改善されたなあと感じています。

24時間365日いつご依頼をいただくか分からない葬儀社の労働環境は苛酷になりかねません。いわゆるブラック化しがちな特徴があり、わたしが入社したころのマキノ祭典もそうでした。

そんな中で、マキノ祭典がどのようにホワイト化していったのか、わたしなりにお話してみようと思います。葬儀社の働き方に興味のある方、マキノ祭典で働いてみようかなと考えている方、必見です。

葬儀社は3K? 6K?

みなさんは『3K労働』という言葉を聞いたことがありますか?

「きつい、汚い、危険」の頭文字をとったものです。それに加えて最近では「帰れない、厳しい、給料が安い」を加えて6Kとも言われているそうです。

葬儀業は、ここにあてはまりやすい性質を持っています。

●「きつい、帰れない」

24時間365日、いつお客様からの電話が鳴るか分かりませんから、いつでも対応できる体制を整えておかなければなりません。

「深夜でも、休日でも、電話が鳴ったら駆けつける」

「通夜がある日は帰宅時間が日をまたいでも仕方ない」

こうした働き方は、葬儀業界ではいまでも当たり前のように行われています。

●「汚い、危険」

ご遺体の状況はさまざまで、中にはお亡くなりになって数日ほど経過している方もいます。「汚い」という表現は不適切かもしれませんが、しかし不衛生な状況にあることは間違いありません。コロナ禍では多くの人が欠かさなかったマスクや手袋は、葬儀社ではどの時代でも必須アイテムですし、それはわたしたちが常に感染症リスクと隣り合わせの現場で働いていることを意味します。

●「厳しい」

かつての葬儀家さんは職人気質の方が多く、そのため新人への指導も厳しいものでした。いわゆる昭和の名残ですね。

●「給料が安い」

給料の高い安いは一概に言えませんが、葬儀家さんは宿直や残業などをしなければならないことから、拘束時間が多いのが特徴です。時給換算してみると、決していい給料とは言えないかもしれません。

環境改善のきっかけは新卒採用

マキノ祭典の職場環境が劇的に改善したのは、新卒採用を始めたからだと思います。

わたしが入社したころのマキノ祭典は、新卒採用を行っておらず、昭和体質の色濃い葬儀社でした。

しかし、新卒採用に取り組むことで、これまでのマキノ祭典にない化学反応が起きました。そう、新卒生たちからの評価の目にさらされるのです。

「あそこは残業多そうだな」

「仕事、めちゃハードそう…」

「その割に給料もそんなに高くない」

このように思われるといい人材は入ってきてくれませんし、彼らの声を受け止めることで、いかに自分たちの働き方が粗雑だったかを痛感できたのです。

以降、マキノ祭典は、しっかりと休みが取れて、極力残業が少なく済むような仕組みづくりに着手し、いまも継続的に改善に取り組んでいます。

かつては「一葬家一担当」が当たりまえでしたが、いまでは1件のお葬式を複数のスタッフによる分業で担当しています。これにより、社員一人に負担が集中することなく、会社全体でお客様をサポートできる体制が整いました。

また、帰りが夜遅くなることが事前に分かっている場合は出社を遅らせる、いわゆる「フレックス制度」も導入し、社員のオンオフをしっかりとつけられるようになりました。

お客様の情報共有も、かつては書類にまとめていましたが、いまではデジタルによる合理化を推進し、無駄な雑務や時間を削減しています。

働き方改革を断行したおかげで、わたしの入社当時は30名程度だった会社が、いまでは100名を超すスタッフが働く企業となったのです。

お客様のためにできること

ここまでマキノ祭典の働き方改革についてお話してきましたが、大切なのは、こうした働き方改革がお客様のためになるかどうかです。

例えば、わたしたちが導入した分業制を見てみましょう。一見、『一葬家一担当』の方がお客様満足度が高そうに思えます。しかし、担当者が過重な業務で疲弊してしまうと、結果的にサービスの質が低下するリスクがあります。

マキノ祭典では、お迎え、相談、施行、アフターサポートを各スペシャリストが分業する体制を導入しました。それぞれの持ち場のプロフェッショナルが専門性を発揮することで、より質の高いサービスを提供できるようにしています。

分業化の成功には、円滑な引継ぎが不可欠です。マキノ祭典では、チャットやボイスメール、クラウドを活用した顧客情報の共有を徹底し、各部門間の連携を強化。さらに、定期的なミーティングを開き、スタッフ全員が同じ方向を向けるよう取り組んでいます。

また、社内コミュニケーションの充実も重要視しています。例えば、レクリエーションとしてボウリング大会やグループ飲み会を企画し、リラックスした場での交流を促しています。新人が孤立しないよう、メンター制度を導入し、定期的に相談しやすい環境を整えています。そして、社員一人ひとりの将来の目標を語り合う「夢を語る会」(わたしたちは「“ゆめかた”」と呼んでます)も開催し、社員同士の絆を深めながら、会社全体の活力を高めています。

こうした取り組みによって、スタッフ全員が心地よく働き、お客様にご満足いただける最適体制を整えているのです。

もちろん、いまの状態がベストではありません。改善しなければならない点はまだまだたくさんあります。これからもマキノ祭典は、お客様のため、そして自己実現のために、より成長して参ります。