【ブログ・嶋村有紗】人とのつながりが私の仕事
みなさんにとって働くとはどういうことでしょうか? お金のため。家族のため。誰しも仕事の中に自分なりの意味を見出しているかと思いますが、私は日々の仕事を通じて「働くことは出会いと学びだ」と感じます。そして、さまざまな方と出会い、人間関係がつながっていくことに、とても喜びを感じています。
営業という仕事の魅力
前回のブログで、「式典部よりも営業部に行きたい!」と自ら志願したと書きましたが、このエピソードだけを切り取ると、
「営業志望だなんて、社交的なのかな?」
「明るくて人と話すのが好きなのかな?」
…という印象を持たれるかもしれません。
たしかに半分は当たっているかもしれませんが、でもそればかりではありません。読書が好きで、文学部に入ったことからも分かるように、ものすごくインドアな部分もあります。
中学と高校ではバレーボール部で、キャプテンをしてチームを引っ張りもしました。でも、部屋に閉じこもって本を延々読む時間が好きな自分もいる。自分の中の軸が定まっていなくて、私はいったいどんな人間なんだろうかと、自分でもよく分かっていません。
それでも、営業部に配属されて、地域のさまざまな方と出会う中で、人との関わり合いの大切さを日々学んでいます。
とある施設には、その道何十年の大ベテランのおじいちゃまがおられ、孫のように私のことをかわいがってくださいます。
缶コーヒーをごちそうになったり、仕事の手ほどきを教えてもらったり、プライベートの話を聞かせてもらったり、こうした人たちが、訪問先にたくさんおられるんです。
営業ってあまり人気のない職種だと言われてますけど、人間関係が築けていくと、訪問先でのやり取り一つひとつがすばらしいものになります。会社には怒られてしまうかもしれませんが、正直、仕事というよりは遊びに行く感覚で営業周りをさせていただいています。
会社はオアシス。苛酷な現場をねぎらい合う仲間たち
まきので働くスタッフたちに、「どうしてこの会社に入ったのですか?」とその理由を聞いてみると、多くの人が、アットホームな社風や、社員たちのやさしい人柄を挙げています。かくいう私もそのひとりです。まきのの上司、先輩、同僚、みんなやさしいんです。
1つ先輩の田中菜穂さん。同じ営業部の先輩としていつも大変お世話になっています。田中さんは本当にすごい方で、いつもニコニコ笑顔で社内の雰囲気を明るくしてくれます。私は結構イライラしがちなだけに、いつも助けられて、尊敬しています。
また、ベテラン社員の小嶋守さんも、部署が違うというのに、私のことをいつも気遣ってくれます。「行ってらっしゃい」とか、「おかえり」とか、こうしたことば一つかけてもらえるだけで、本当に疲れた心が癒されます。
このほかにも、名前を挙げたらキリがないくらい、まきのの人たちは、お互いをいたわりあうんですよね。
葬儀社の仕事って、本当に過酷です。辛く悲しいご遺族さまと向き合わなければならないわけですから、葬祭部も、営業部も、コールセンターも、どの部署だって、常に心に緊張が走っている状態です。
だからこそ「今日こんなことがあったよー」「そうなんだ、大変だったね」と、過酷な現場を労いあう姿があちこちで見られます。お互いがお互いの苦労を知っているからこそ、分かり合えるのだと思います。
そうした意味でも、まきのの社屋は、社員たちのオアシスのような場所だとも言えます。私はいつも、周りの人たちからみずみずしいお水をいただいているので、次は私も、周りの人たちに恵みを与えられる存在になりたいです。
働くことは出会いと学び
働くという字は「人が動く」と書きますよね。まさに人間関係を大切に紡いでいくことが、働くことそのものなんだと感じています。
営業として動き、いろんな方と出会い、関係を築くことがお仕事となり、お給料をいただけるわけですから、そのこと自体が本当にありがたいなあと気づかされます。
人との出会いは、私を大きく成長させてくれる糧そのものです。今日も心に「ありがとうございます」の感謝を抱きながら、お客様を訪問し、仲間たちと向き合っていきます。