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葬儀のことなんて考えられないあなたに、それでも「事前相談」をしておいてほしい理由

終活

葬儀のことなんて考えられないあなたに、それでも「事前相談」をしておいてほしい理由

2026.03.21

大切なご家族が必死に闘病をしている時に、とても葬儀のことなんて考えられないかもしれません。

それでも、私たちはこれまで何千、何万というご家族に立ち会ってきたからこそ、こう思うのです。

「それでも、葬儀の事前相談をしておいてほしい」

今日は、そんな私たちの想いについてお話しさせていただきます。

本人がこんなにがんばっているのに

いろんな葬儀屋さんが、

「葬儀の事前相談、無料で受け付けていますよ」

「早期会員登録で、費用がお安くなりますよ」

……という感じで、葬儀の事前相談をおすすめしています。

マキノ祭典も、例にもれず、そのうちのひとつです。

でも一方で、このようなご家族の気持ちも、十分すぎるほどに分かります。

「本人が一生懸命、病気と闘って、生きようとしている」

「それなのに、残された家族が葬儀の話をするなんて……」

「そんな不謹慎なこと、とてもじゃないけれど考えられない」

大切な方が、一分一秒を懸命に生きているその傍らで、亡くなったあとのことを計画するなんて、まるで裏切りをしているような、冷たいことをしているような。

そう思ってしまうお気持ちはよく理解できますし、自分を責めるような気持ちになってしまうのは、あなたがそれだけ、その方のことを大切にされている証拠ですよね。

そのやさしさ、その想いを、私たちは何よりも大切にしたいと思っています。

受け入れたくない現実

大切な方だけでなく、あなた本人だって、とてもがんばっておられますよね。

自宅と病院の往復の毎日、ベッドの傍らで何もできずにただ手を握っている時間、眠りたくても眠れない夜。

そんな中で、いつかやってくる「その日」のことなんて、できることならずっと目を逸らしていたいものです。

だれだってそうだと思います。

葬儀社に足を向けること。電話をかけて資料を請求すること。

それは、あなたにとって「いつかこの人がいなくなってしまう」という現実を真っ向から突きつけられることにつながります。

「相談をする=死を認める」そんな風に思えて、どうしても一歩が踏み出せない……。

その「怖さ」や「痛み」は、決してあなただけのものではありません。

これまで多くのご家族を見守ってきた私たちだからこそ、その震えるようなお気持ちは、痛いほどよく分かるのです。

事前相談で安心が生まれることもある

でもやっぱり、私たちはプロの葬儀屋さんとして、あえてお伝えすべきだと思っています。

「葬儀の事前相談をしていただきたい」

そんなに辛い状況にあるあなたに、なぜ私たちは「事前相談」をおすすめするのでしょうか。

それは、一生に一度あるかないかの葬儀という未知の不安が、今のあなたの心に、さらなる重荷を背負わせてしまっているからです。

無自覚かもしれませんが、無意識の中で、これまで経験したことのない葬儀に対する漠然とした不安が、あなたにのしかかっているはずです。

「悪質な葬儀社はイヤ。どこに頼めばいいんだろう」

「費用は一体いくらかかるんだろう」

「もし夜中に何かあったら、どう動けばいいの?」

こうした正体のわからない不安が、頭の片隅にずっと居座っていると、大切な方と向き合うための「心のエネルギー」が、少しずつ削られていってしまいます。

だからこそ、まずは私たち葬儀屋を頼ってみてほしいのです。

世の中には、いろんな葬儀屋さんがありますが、勇気を出して相談した先で、「大丈夫ですよ」「一緒に考えましょう」とやさしく声をかけてくれるスタッフに出会えたら、それだけで、張りつめた心が、少しだけホッとゆるむことだってあるはずです。

葬儀の全体像を知ることは、決して「死を待つ準備」ではありません。

むしろ、不安という霧を一つずつ晴らしていくことで、「いま、目の前にいる大切な方」に、もっと集中して向き合えるようになるための準備なのです。

ひとりで抱え込まないで

でも、もし……

「やっぱりどうしても葬儀の話なんてできない。考えられない」

そう思われるなら、どうか無理をしないでください。

すべてをあなたひとりで抱え込む必要はありません。

たとえば、家族や親戚や、気心の知れたご友人に、

「私の代わりに、マキノ祭典に話を聞いてきてほしい」

と頼んでみたって、何ら問題はないのです。

お母さんはお父さんのそばにずっと寄り添っている。息子さんが連絡を下さり、葬儀の事前相談を行う……こういうケースはよくあることです。

闘病中のご家族に寄り添う人。事務的なことを進める人。こういう役割分担をしたってよいのです。

どうぞ、ひとりで抱え込まないでください。

こんな大変な時なのですから、あなたのまわりにいてくれる人たちを甘えてみても、頼りにしてみても、よいのではないでしょうか。

そして、私たち葬儀屋さんもまた、あなたの「味方」です。

私たちは、単にお葬式を執り行うだけの業者ではありません。

あなたが抱えている不安を事前に伺っておくことで、その時が来たときに、あなたが迷わず大切な方を送り出せるよう、足元を照らす灯火となります。

今はまだ、まとまらない話でも、涙で言葉にならなくても構いません。

あなたのタイミングで、いつでもお声がけください。

マキノ祭典の扉は、あなたの心に寄り添うために、いつでも開いています。