板橋区でキリスト教の葬儀を行うために考えておくべきことを解説
2025.09.22
世界最大の宗教であるキリスト教ですが、板橋区をはじめ、日本国内においてキリスト式のお葬式はまだまだ珍しいのが実情です。
「板橋区でもキリスト教の葬儀はできるの？」
「お葬式はどこで行うの？」
「一般的な葬儀と費用プランは違うの？」
このような疑問をお持ちの方に向けて、この記事では、板橋区におけるキリスト教の葬儀の基本、キリスト式対応式場やキリスト式の費用プランについて分かりやすく解説します。
心を込めたキリスト式のお葬式をご希望の方は、ぜひ最後まで読み進めてみてください。
キリスト教葬儀の基本を解説
まずは、キリスト教の葬儀の基本を押さえておきます。
キリスト教の葬儀は、「カトリック」では神父、「プロテスタント」では牧師を導師として執り行い、故人の安らかな旅立ちを祝福し、神に感謝し、祈りを捧げるための儀式です。仏教のように故人の供養を目的とせず、神の救済が約束されているという宗教観が特徴です。
また、仏式では焼香ですが、キリスト式では献花をします。その他、聖歌の斉唱、聖書の拝聴、祈りなども、キリスト式の大きな特徴です。
日本におけるキリスト教は、大きく「カトリック」と「プロテスタント」に大別されますので、それぞれの特徴を解説いたします。
カトリックは教会でお葬式を行う
カトリックは、ローマ教皇を最高指導者とし、全世界に約12億人の信者を持つキリスト教最大の教派です。
カトリックでは、伝統的な儀式を重んじていることから、葬儀は基本的に教会で行います。
信徒であることが前提となり、教会にすでに整えられた厳かな空間を舞台に、神父の司式によって執り行われます。そのため、葬儀社が祭壇を持ち込んで設置することはなく、供花を並べる程度に留まるのが一般的です。
プロテスタントは式場を自由に選べる
一方のプロテスタントとは、16世紀の宗教改革によりカトリック教会から分かれたキリスト教の宗派（教派）の総称で、「プロテスタント」という宗教団体があるわけではありません。日本国内においても、「日本基督教団」「日本福音ルーテル教会」「日本バプテスト連盟」など、実にさまざまな教派・団体があります。
カトリックが儀式を重視しているのに対し、プロテスタントは聖書を中心に信仰を築く宗教です。そのため、葬儀の場所にこだわりがなく、喪主は「キリスト教利用可」の葬儀式場を自由に選び、そこに祭壇を飾り、葬儀を実施することとなります。
儀式の信仰や祭壇の飾りつけなど、カトリックに比べて自由度が高いのがプロテスタントの特徴です。
板橋区のキリスト教葬儀におすすめの式場
カトリックの場合、葬儀は教会で行うのが基本なので、葬儀式場を探す必要はありません。
一方でプロテスタントの葬儀は、一般的な葬儀式場にキリスト教式の祭壇を設けて執り行うのが一般的です。
ここでは、板橋区でキリスト教葬儀に対応するおすすめの式場をご紹介します。
戸田葬祭場
戸田葬祭場は、板橋区の方なら誰もが知る、火葬場と葬儀式場が同じ敷地内にある大型の総合葬祭施設です。板橋区以外でも、北区、練馬区、豊島区の方も利用します。
戸田葬祭場はキリスト教葬儀の実施にも対応しており、家族葬から一般葬、大規模葬まで幅広い規模に対応できる複数の式場を備えています。
葬儀後の出棺も敷地内で完結するため、喪主やご遺族の火葬場までの移動の負担を大きく軽減できる点が大きな魅力です。
舟渡斎場（板橋区指定斎場）
舟渡斎場は、戸田葬祭場のすぐ隣に位置する板橋区指定斎場です。
こちらもキリスト教葬儀に対応しており、約50席の式場が2つ用意されています。
板橋区民であれば式場使用料は82,500円と非常に安価で、特に家族葬規模のキリスト教葬儀を検討される方におすすめです。
蓮根レインボーホール（板橋区協定斎場）
蓮根レインボーホールは、料理店「よし邑」が運営する板橋区協定斎場です。
キリスト教葬儀の利用も可能で、約70名を収容できる広さを持ちながら、板橋区民料金は86,400円と舟渡斎場に並んでリーズナブルです。
さらに都営三田線「蓮根」駅から徒歩2分とアクセスが抜群で、駐車場も完備。遠方からの参列者がある場合でも安心して利用できます。
キリスト教葬儀の費用プラン
キリスト教葬儀にかかる費用は、通常の葬儀とは異なるのでしょうか。
カトリックでは、教会にすでに設えられている祭壇を利用するため、一般的な葬儀のように新たに祭壇を設置する費用はかかりません。棺を祭壇のそばに安置し、供花を並べる程度で葬儀が進められます。
ただし、教会の使用料や神父への謝礼は必須で、金額は教会ごとに異なります。事前に確認しておくことが大切です。
一方のプロテスタントの葬儀では、葬儀式場を借りて、花祭壇を中心に設えるケースが多いため、一般的な花祭壇プランをベースに費用を見積もります。
さらに、キリスト教式ならではのアイテムとして、献花用のカーネーションや十字架・燭台といった専用の荘厳を準備する必要があります。これらは一般的な花祭壇プランに含まれない場合もあり、追加費用が発生することがあります。
また、カトリック・プロテスタントを問わず、教会への献金は必要です。
献金には、導師（神父・牧師）への謝礼のほか、聖歌隊やパイプオルガン奏者へのお礼も含まれます。特にカトリックでは、教会を会場として使用するため、施設利用料が別途発生します。いずれも教会側に事前に確認しておくことで、予算の見通しが立てやすくなります。
マキノ祭典はさまざまな宗教・宗派に心を込めて対応します
ここまで、板橋区の方がキリスト教の葬儀を実施するために考えておくべき事柄を解説してきました。
キリスト教は、世界最大の宗教ですが、日本におけるキリスト式の葬儀は全体の1％にも満たないと言われています。
不慣れなキリスト教葬儀ですが、そんな中でも、心を込めたお葬式で故人様を見送りたいと考えるものです。そんな時は、どうぞお気軽にマキノ祭典にご相談下さい。
カトリックは伝統に厳格、プロテスタントは比較的自由で柔軟というそれぞれの特徴があります。マキノ祭典は、キリスト式はもちろんのこと、仏式、神式、無宗教葬まで、あらゆる宗教のお葬式を、お客様の心に寄り添いながらサポートする葬儀社です。
カトリックの方も、プロテスタントの方も、お葬式でお悩みの方は、まずは一度、板橋区でキリスト式のお葬式を数多く執り行ってきたマキノ祭典へご相談ください。
高島平駅前にはお葬式相談サロンもあり、10時から17時の間であればご自由にご来店いただけます。どんな些細なことでも、お客様のお困りごと、疑問や悩みをお聞かせください。