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【ブログ・幸村果林】セレモニーの洗練さと、裏側の泥臭さ | の家族葬・区民葬ならマキノ祭典(株式会社まきの)

ブログ

【ブログ・幸村果林】セレモニーの洗練さと、裏側の泥臭さ

2026.06.12

こんにちは。マキノ祭典・ファミリーサポート事業部の幸村果林です。

早いもので、私がマキノ祭典に入社してから今年で11年目。

今でこそさまざまな部署を経験し、お葬式のプロとして働いている私も、学生時代は「葬儀の『そ』の字も知らない」至って普通の大学生でした。

マキノ祭典のスタッフブログは、ひとりが2本の記事を書くこととなっているようなのですが、まずは、新潟から上京してきた私が、どのようなきっかけで葬儀の世界に惹かれ、なぜマキノ祭典を選んだのか、その入社までの歩みについて書いてみたいと思います。

上京まで

私は、すぐ南に長野県をのぞむ新潟県上越市の出身です。

「果林」という珍しい名前には、両親のこだわりがあったそうです。

親が私の誕生を前に、姓名判断の画数を調べていたそうで、「幸村果林」の4文字全てが、なんと大吉になるのだとか。

本当は「〇子」のような名前にしたかったらしいのですが、どうしてもよい画数にならなかったみたいです。

唯一「花子」という名前はよい字数だったようですが、こちらは中国語で「物乞い」という意味だと知って却下。

画数が完璧な候補の中で、一番いい名前として選ばれたのが、この「果林」でした。私自身も子どもの頃から自分の名前をとても気に入っています。

そんな「すべて大吉」を授かった私が葬儀社の道に進むこととなったのは、祖父のお葬式がきっかけでした。

人生を変えた祖父の葬儀

大学3年生の時、母方の祖父が息を引き取りました。

お葬式は桐ケ谷斎場(代々幡斎場だったかな?)で営まれました。

慣れない喪服に身を包み、はじめて足を踏み入れた葬儀場。お葬式にこれまで一度も参列したことがなかった私にとって、そこで目にした光景は、私が勝手に抱いていた「暗くて怖い」という先入観を180度覆すものでした。

式場に入って、まずはじめに飛び込んできた、あまりにも美しい花祭壇。そしてその中央で遺影となった祖父が笑っていました。

整然と並ぶ座席、心地よく立ちこめるお花やお線香の香り。そして何より印象的だったのが、葬儀社のスタッフの方々のキリッとした美しい佇まいです。すべてが完璧に整っていて、丁寧で、それでいてあたたかい対応に本当に驚かされました。

その洗練された空間とプロフェッショナルな立ち回りに、「なんて素敵なお仕事なんだろう」という強く感動したのを、今でもはっきりと覚えています。

マキノ祭典に決めた3つの理由

大学3年生になり、いよいよ就職活動をスタートさせました。

最初は自分の興味に合わせて、飲食業界、生花・植物関係、公務員関係など、本当にさまざまな業界を見て回りました。

面接を受けたり会社説明会に足を運んだりする中で、ふと、あの祖父のお葬式の洗練された光景が頭をよぎったのです。

斎場に飾られた美しい花祭壇。洗練されたスタッフの方々のあたたかい接遇。普段の生活では嗅ぐことのない、お花と線香が混ざり合った独特の香り。お坊さんの厳かな読経。そして、親族みんなで囲んで、祖父をやさしく送り出したあの時間。

「そうだ、葬儀屋さんという選択肢も、いいかもしれない」

そう思い、就活サイトで「冠婚葬祭」と検索してヒットしたのが、マキノ祭典でした。

実家の親に「葬儀社を受けてみようと思う」と伝えた時は、「へえ!」と最初は少しびっくりされましたが、反対されることは一切なく、「あんたがやりたいならがんばってみなさい」と背中を押してくれました。

実は就職活動を進める中で、ありがたいことに他の業界からもいくつか内定をいただいていました。その中で、最終的に私がマキノ祭典への入社を決めたのには、今だから言える3つのリアルな理由があります。

年齢が近くて親しみやすい

他社さんの採用面接に行くと、40代〜50代の厳格な雰囲気の面接官が多く、毎回ガチガチに緊張していたものでした。

しかし、マキノ祭典の新卒担当は、当時20代の方。他社さんと比べるとおどろくほどフレンドリー。

面接というよりも、親戚のお姉さんと話しているかのような親しみやすさがあり、「この会社なら自然体の自分でいられる」と感じました。

無理のない、心地いい距離感

いろいろな企業を見ていると、「みんなでバーベキュー!」「社員旅行で大盛り上がり!」といったアットホーム感を前面に押し出してくる企業が少なくありません。

実は私は、そういう「家族感」を強制されるのが正直しんどいタイプでした。

マキノ祭典もアットホームではあるのですが、そこまでの押し付けがましさがなく、ちょうどいい距離感がいいなあと感じたのを覚えています。

無理なく続けられる、休みの取りやすさ

そして、仕事を選ぶ上で重要視していたのが、無理なく続けられる「働きやすさ」でした。

葬儀業界に対して、世間一般では「不規則で休みが取れなそう」というイメージがあるかと思います。

私も最初は少し不安だったのですが、マキノ祭典は他社さんと比べても福利厚生が充実しており、何より公休や有給休暇の取得を会社として推奨していることが説明会からも伝わってきました。

「ここならオンとオフのメリハリをつけて、心に余裕を持って仕事に向き合えそうだな」と感じられたことが、入社を決める大きな決め手となりました。

「洗練」を支える、たくさんのご縁と泥臭さ

葬儀社の社員となり、「ああ、こうやってあの洗練されたセレモニーは作られていくんだな」と、葬儀の現場を内側から見ることができました。

設営スタッフによるてきぱきとした段取り。花祭壇が飾られ、何もなかった式場があっという間に美しい葬送空間に仕上がります。入社したての私は「すごいなあ、すごいなあ」とプロの仕事に圧倒されていました。

しかし、本格的に業務に携わり始めると、葬儀社の仕事が、あの厳かで洗練されたセレモニーの現場だけではなかったことを教えられます。

最初に配属されたのは営業部。私の仕事は、地域の病院や福祉施設、寺院や警察署などといったあらゆる場所を日々回ることでした。

社会人経験も浅い私が、毎日一生懸命に各所を訪問させていただく中で、ある大切なことに気づきました。

「お葬式というひとつのセレモニーが営まれる前には、これだけ多くの人が関わっているのだな」

医師や看護師、介護スタッフの方々、お坊さんや警察の方など、ひとつの命が老い、そして息を引き取り、見送られるまでに、本当にたくさんの人の手が介在しているのです。

お葬式に至るまでにある、人と人とのつながりや、それぞれの現場の泥臭さを知った時、私は葬儀という仕事の本当の奥深さに驚かされ、魅了されていったのです。

お客様の不安に耳を傾ける日々

営業部での3年間を終えたあと、経理、葬祭部、ファミリーサポート事業部など、さまざまな部署を経験し、今に至ります。

一言に「葬儀社」と言っても、部署によって働き方は多面的で、お葬式という現場の裏ではこれだけ多くの人が動いているということが、社内においても言えるわけです。

現在私は「ファミリーサポート事業部」という部署に身を置いています。

主に、葬儀の事前相談のお問い合わせにお答えしたり、マキノ祭典の各店で開催されるセミナー講師を務めたりしながら、お客様の生の声をダイレクトに伺う現場にいます。

次回の後編では、そんな事前相談や終活セミナーの現場から、皆さまに知っていただきたいお葬式の知識や、日々のやりがいについて詳しくお話しさせていただきます。

後編もぜひ、お付き合いいただければ幸いです!