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七夕とお盆の意外な関係 | の家族葬・区民葬ならマキノ祭典(株式会社まきの)

練馬区の葬儀の豆知識

七夕とお盆の意外な関係

2026.05.31

気がつけば、もう七月ですね。

東京にお住まいの皆さまにとっては。

いよいよ「お盆の月」が始まります。

お盆というと、一般的には「7月13日」の迎え火から始まるイメージがありますよね。

でも実は、昔の人は。

7月に入ったその瞬間から、すでにお盆の準備を始めていたのをご存知でしょうか。

今日は、七夕とお盆の、ちょっと意外なつながりについてお話しします。

7月1日、地獄の窯の蓋が開く

昔から、7月1日のことを「釜蓋朔日(かまぶたついたち)」と呼びます。

この日は、あの世(地獄)の窯の蓋が開く日、とされているんです。

蓋が開く、というと、なんだか少し怖いお話に聞こえるかもしれませんね。

でも、そうではないんですよ。

これは、「ご先祖さまたちが、こちら側の世界へ向けて出発する日」という意味なんです。

あの世から、私たちの待つ家を目指して、長い旅を始められる日。

だからこそ、昔の人たちは。

「ご先祖さまたちが、こっちに向かって歩き出したぞ」

「そろそろ私たちもお迎えする準備を始めよう」

と、7月に入るとソワソワしながら、お家やお庭や、田んぼのあぜ道などの掃除を始めていたそうです。

お盆は、13日から始まるのではなくて

もう、7月に入ったその日から、始まっているのですね。

七夕は、精霊棚(盆棚)を準備する日

そうして一週間が経った、7月7日。

そう、皆さまよくご存知の「七夕」です。

現代では、織姫さまと彦星さまが会える日、としてロマンチックにお祝いされますが、

実は、お盆の歴史から見ると

7月7日は、「精霊棚(盆棚)」を準備する日でした。

精霊棚とは、お盆にお迎えしたご先祖さまに滞在していただく、お盆の期間だけ飾る特別なお祭りの棚のことです。

五色の幡をたらしたり、

キュウリやナスをお供えしたり、

位牌をずらっと並べたり、

こうした光景をテレビなどで見たことありませんか?

では、なぜ「七の夕べ」と書いて、「たなばた」と読むのでしょうか。

これには、古い歴史があります。

昔は、お盆に帰ってくるご先祖さまをお迎えするために

棚織(たなばた)という布を織るための機織り機(はたおりき)を使って、ご先祖さまが着るための衣服や、棚に飾る美しい旗を織る神事がありました。

機織り機って、『鶴の恩返し』で、おじいさんに助けられた鶴が「ガッタンゴットン」と糸を編む、あの機械です。

「ご先祖さまをお迎えするための棚」を拵えたのが7月7日の夕方。

「機を織ってご先祖さまに祈りを捧げた」のも7月7日の夕方。

この2つの言葉が重なり合って、やがて「たなばた」と呼ばれるようになったと言われています。

つまり、七夕という行事は。

もともとお盆の大切なご先祖さまを迎えるための、大忙しの準備の日だったのです。

ちなみに、七夕の短冊は5色ありますよね。

五色とは、「青・赤・黄・ 白・黒(紫)」で、

古代中国の陰陽五行説に基づいた色。

精霊棚に飾られるのも5色の幡。

こうしたところにも、七夕とお盆の関係性を見て取ることができます。

どちらも「年に一度、大切な人に会える日」

こうして紐解いていくと、七夕とお盆には、ある共通のテーマがあることに気づきます。

それはどちらも、「年に一度、大切な人に会える日」だということです。

天の川を渡って、やっと巡り会える織姫と彦星のように。

お盆もまた、あの世から長い旅をして。

大好きな家族に会うために、ご先祖さまが帰ってきてくれる日です。

「逢いたい人に、やっと会える」

どこか切なくて、でもうれしくて、安心する。

七夕とお盆の根底には、共通して流れているのですね。

おわりに

今年の7月7日。

もし街の中で、笹飾りや短冊を見かけたら。

「ああ、ご先祖さまが、もうこっちに向かって歩いているんだな」

と、少しだけお盆のことを思い出してみてください。

お盆は、形式的な義務ではありません。

「よく帰ってきたね」「会いたかったよ」と、大切な人と心の中で再会するための

とてもあたたかい、約束の日なのです。

本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。

あなたの七夕が、お盆が、ご先祖さまとのすてきな日々となりますように。