【ブログ・髙橋】美容師から葬儀社に転職して見えたもの
こんにちは。マキノ祭典の髙橋です。
マキノ祭典に入社して11年。これまで営業部、葬祭部を経て、いまはファミリーサポート事業部で、地域の方々とのご縁を大切にするお仕事をしています。
私の前職は美容師でした。青山や原宿といったトレンドの最先端でバリバリ働く先輩たちにあこがれ、10年間、ハサミをにぎり続けてきました。
美容師から葬儀社への転身と言うと、よく……
「ずいぶん思い切ったね」
「全く違う世界じゃない?」
などと驚かれます。しかし、実際にマキノ祭典で働いてみて分かったことは、美容師と葬儀社では重なる点も多々あるということでした。
葬儀社への転職のきっかけ
幼い頃から人と話すのが好きだった私は、「人と接する仕事がしたい」「目の前の人のケアをしたい」という想いから美容師の道を選びました。
お客様と会話を交わし、髪型を整え、笑顔になって帰っていく姿を見るのは純粋にうれしかったですし、いつかは自分のお店を持ちたいという夢もありました。
一方で、妻との結婚を真剣に考え始めたとき、はたしてこのままでいいのかと悩んでもいました。
美容業界は、生き残りをかけた超激戦社会です。人口減少が進む日本で、星の数ほどあるサロンの中から勝ち残り、自分の腕一本だけで家族を一生養っていき、子供を育てていけるのか。
青山で華々しく活躍していても、店舗経営に苦戦し、転んでいく人たちの姿をたくさん目にしてきただけに、深く悩んでいたのです。
そんな折、私の人生を大きく変える出来事が起こります。祖父と祖母が立て続けに亡くなったのです。
短い期間に体験した2度のお葬式の現場を、私はじっと凝視し、こう直感しました。
「葬儀社というのは、究極の対人サービス業じゃないか」
「人と接する仕事がしたい」「目の前の人のケアをしたい」という想いを、最も深いレベルで発揮できる場所に思えたのです。
また現実的な話として、高齢化社会において葬儀の需要は高く、給与体系もしっかりしているという側面も大切な要素でした。
「ここなら、大切な家族を守っていけるかもしれない」
そのようにして、私は葬儀社への転職を決意したのです。
美容師と葬儀社に必須の「カウンセリング力」
実際に葬儀の世界に飛び込んでみて、直感はすぐに確信に変わりました。
美容師にとっても葬儀プランナーにとっても、最も大切なものが同じであることがすぐに分かったのです。
それは、「相手の話をいかに深く聴き、それを形にするか」という一点に尽きます。
美容師の仕事は、カットやカラーの技術が高いことは大前提です。しかし、どれだけハサミの技術が100点でも、お客様と打ち解けられず、信頼を得られなければご満足いただけません。
求められるのは、徹底的な「聴く力」なのです。
髪を切る前のカウンセリングは、単にヘアスタイルについてやりとりするだけでなく、お客様に心を開いていただく大切な時間です。
こちらがベラベラと喋りすぎると、お客様は警戒して心を閉じてしまいます。
髪の悩みだけでなく、何気ない雑談の中からお客様のライフスタイルや好みを汲み取っていくとき、美容室がいつの間にかお客様にとっての「心地よいサロン(雑談の場)」になり、信頼関係が生まれます。
お葬式の事前相談や打合せも、全く同じでした。
大切な方を亡くされた、あるいはこれからの別れを控えて不安の真っ只中にいるお客様に対し、最初からマニュアル通りの話ばかりをたたみかけても、信頼していただけません。
だから私は、仕事の話よりも、あえてプライベートの話題や、故人さまの思い出話に耳を傾けるようにしています。「友人」とまではいかなくとも、お客様の「一番のサポーター」という距離感を目指すのです。
また、これは私なりのスタイルかもしれませんが、美容師時代はカジュアルにお客様の懐に入っていくことが得意でしたから、その感覚を今も大切にしています。
打合せでは、あえて「故人さま」という改まった呼び方だけでなく、「お母さん」「お父さん」と親しみを込めて呼ばせていただくこともあります。
そうすることで、お客様との距離がグッと縮まり、形式ばったお葬式ではなく、ご家族が本当に望んでいたあたたかいお別れのカタチが見えてくるのです。
マキノ祭典は社員の幸せを願う葬儀社
転職について綴ったので、最後に少しだけマキノ祭典のワークライフバランスについて触れておきます。
この記事は、もしかしたら新卒・中途関わらずに、就活をしている人も読んでいるかもしれませんもんね。
現在、私には8歳の長男と4歳の長女がいます。休日は、何よりも家族と過ごす時間を最優先にしています。
長男は大のサッカー好きで、よく2人でFC東京の試合を観に「味スタ」へ足を運びます。
最近は「息子をサッカークラブに入れてあげたいな」と考えているのですが、葬儀社は土日も仕事が入るため、共働きの妻と「スケジュール調整をどうしようか」と思案しているところです。
それでも、可能な限り子供たちがやりたいことは、何でもさせてあげたいと思っています。
4歳の娘も最近は自己主張が激しくなり、「あれがしたい」「これは食べたくない!」と自分の遺志をハッキリ言うようになってきました。
息子や娘たちの成長を見るのが、日々の仕事の何よりの活力です。
葬儀社には宿直(会社への泊まり)があり、私は月に4回ほど会社に泊まっています。
家を出る前、上の子が少し寂しそうな顔をして聞いてくるんです。
「明日、パパ泊まり?」
「そうだよ」
「またかー、いやだなー」
そうやって嫌がってくれるのが、申し訳ない反面、たまらなく愛おしかったりします。
「葬儀社」と聞くと、ブラックなイメージが強いのではないでしょうか。
しかし、マキノ祭典は、世間一般の葬儀社のイメージを覆すほど、労働環境の「ホワイト化」に本気で取り組んでいるのではないでしょうか。
正直に言えば、美容師時代の方がよっぽどブラックでした。
毎日ずっと立ち仕事だし、閉店後もアシスタントの練習に付き合うのは当たり前だし、土日も当然休めません。
飲食業界から転職してきた同僚も、「マキノの方が全然ホワイトだよ」と言っています。
「昔のマキノ祭典はブラックだったよ」と古株社員から聞きますが、マキノ祭典が重ねてきた会社改革が、今しっかりと形になっているのだと肌で感じます。
公休や有給はきちんと取得できていますし、今の部署では定時で帰宅できています。妻と私の共働きなので、私が帰宅途中に保育園のお迎えに行くことだってしばしばです。
ありがたいことに、入社時に先輩から言われた「がんばれば、2〜3年ですぐに給料に反映されるよ」ということば通り、営業部、葬祭部、ファミリーサポート部と、それぞれの部署で汗を流した成果を、会社は目に見える形の「昇格」と「昇給」で評価してくれました。
葬儀社に対する世間的なイメージも大きく変わりました。
マキノ祭典で若いスタッフが生き生きと活躍している姿を見て、ご遺族から「本当にすてきなお仕事ですね」とお褒めの言葉をいただく機会も増えています。
人はいつお亡くなりになるか分かりませんから、24時間365日稼働しなければならないのは葬儀社の宿命です。
その中で、マキノ祭典は社員一人ひとりが幸せになれるよう、労働環境の改善をし続けています。
世間では「転職時代」と言われていますが、家族を背負っての転職はやはり勇気がいるものですよね。でも、私はマキノ祭典にやって来てよかったなと、心から感謝しています。
マキノ祭典は元気で前向きな葬儀社です。
お葬式の現場では厳粛に、でもお客様の心を明るく照らすための光源であることを、社員一人ひとりが自覚できる雰囲気があります。
お葬式という仕事に興味がある方、まずはマキノ祭典の門をたたいてみてください。